文字サイズ
自治体の皆さまへ

〈特集〉私たちの考える飯南(まち)のミライ

1/33

島根県飯南町

「飯南(まち)のミライを考えているのは大人だけじゃない」―。中高生にまちに対する想いを聞きました。

11月30日、小中高の児童生徒がふるさと飯南町について、学んだり、研究したりしてきた成果を発表する「ふるさとシンポジウム」を開催。
児童生徒は、大人たちの前で、自分たちの考えたよりよいまちにするためのアイデアやまちの未来を堂々と発表しました。
11月から今月上旬には、小中高のふるさと教育や課題解決型学習の発表会も開催。今月は、2人の中高生の想いを取り上げます。

◆横貝 倭玖(しずく)さん 赤来中3年
Yokogai Shizuku

「それぞれの普通を尊重できるまち」
2年生の3学期から卒業研究を進めてきました。自分の進路と飯南町の課題を掛け合わせた研究です。テーマは「手話で福祉の輪を広げよう!」です。
私は将来、「耳の不自由な方を助けることのできる保健師になる」ことが目標。その目標と飯南町の福祉などの課題を考えて、このテーマにしました。もともとドラマを観て、手話に興味を持ったこともあり、「手話ができる人はカッコいい」という憧れがあったんです。でも、研究を進めていく中で、「手話はコミュニケーションの一つ」だと気づきました。志々公民館まつりや赤来中の発表会でも手話を披露しましたが、まだまだ恥ずかしさもあり、上手くできません。手話を必要としている人のためにもっと頑張りたいです。高校進学後も、JRC部に入部して、手話や福祉の活動をしたいと考えています。
研究前から、飯南町は素敵なまちだと思っていましたが、福祉を中心に研究を進め、飯南町の未来を考えたんです。このまちにも、耳が聞こえないなどの障がいがある方も、そうでない方も生活されているので、飯南町が「それぞれがそれぞれの普通を尊重していけるまち」になればうれしいです。
将来は保健師として、県外で働きたい気持ちもありますが、飯南町がそんなまちになるために、飯南町で働きたいとも思います。私も貢献したいです。

◆大野友希(ともき)さん 飯南高3年
Ohno Tomoki

「できることを自分なりに」
普段は雲南市に住んでいて、高校にバス通学しているので、このまちの魅力を知る機会は少なかったです。それでも、半夏まつりに行ったり、リンゴや蕎麦などを食べたりはしてきました。
生命地域学の授業で、まちのことを考え、まちの皆さんを笑顔にするため、私含め3人で研究をしてきました。テーマは「飯南町の木材を使い、ペットと飼い主に喜んでもらう」です。豊かな自然が飯南町の魅力です。また、犬の散歩をしている方をよく見かけていたことから、身近にある「自然」と「ペット」を組み合せることで、飯南町に貢献できないかと考えました。
研究では、頓原のラムネMILK堂の裏にあるドッグランに、飯南町の木材(廃材)を活用したドッグウォークを設置しました。町民の皆さんに活用していただければうれしいです。
実は、この研究を進めるまで地域の皆さんと関わることも、まちについて真剣に考えることもなかったんです。でも、町外に住んでいる自分ができることを考えて、研究を進める中で、「人と関わることの大切さ」に気付くことができました。多くの皆さんのご協力と接する機会が、私自身の気付きや成長につながったと感じています。
4月からは社会人。雲南圏域で働きます。自分にできることは限られていますけど、今後も飯南町に関わって、まちのためにできることをしていきたいです。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU