Q:三次市では、JR芸備線について高校生の意見を聴取する機会をつくったと報道されていたが、庄原市でも実施してはどうか。
A:JR芸備線を利用している高校生などの意見を参考に、対応策を検討したいと考えており、本市でも、実施をする予定です。
Q:公営住宅などが老朽化している。住宅には高齢者の一人暮らしも多く、近年の自然災害にも不安を感じている。住宅の改修などの計画はあるのか。
A:市は、公営住宅等長寿命化計画を策定し、老朽化した住宅の建て替えなどを行っています。建て替えの際には、バリアフリー化や単身者、家族・子育て世帯向けなど、それぞれに対応した住宅に改修しています。
今後も、この計画に基づき、順次改修などを進めていきます。
Q:庄原市は他県と接する地域も多く、災害が発生した際は、他県への避難が安全な場合もあると考える。市域を超えた避難に対する他市、他県との調整はどうなっているのか。
A:県内各市町は、協定を締結しており、相互支援を行うこととしています。他県についても県を通じて調整をしており、協力体制をとることとしています。
Q:県立広島大学の学生が、無料の塾や学生独自の大学説明会など、特色ある活動をしている。市は、学生に寄り添って支援をしてあげてほしい。
A:コロナ禍により、県立広島大学との関係が困難となっていましたが、本年度から連携を強化するよう取り組みを始めています。定期的に学生と意見交換を重ねており、学生が活躍できる支援の検討を進めていきたいと考えています。
Q:子どもたちと多世代の集いの場の整備とあるが、どのような計画なのか。
A:上野総合公園内に、新たな遊具や日陰で休むことができる施設を整備する予定です。周辺には、ラ・フォーレ庄原やゆめさくらもあるので、そうした施設との相乗効果を発揮できるよう計画を進めています。
Q:地域では、子どもの郷土愛を醸成するため、さまざまな取り組みを実施している。郷土愛を育てることで、定住やUターンにつながると考えるが、教育委員会の考えはどうか。
A:各地域で特色のある活動をされていることに感謝しています。
また各学校では、地域の協力を得て、総合的な学習の時間などに、郷土愛を育む取り組みを実施しています。
教育委員会としては、これらの活動を通じて、その学びや体験が将来の原動力となり、故郷思いの心を育み、故郷に帰ってくることにつながっていくものと考えています。
■最後に
市政懇談会の最後に、木山耕三市長は次のとおりまとめました。
今回の市政懇談会では、昨年度に引き続き、本市のまちづくりや人口減少の問題について、懇談をさせていただきました。人口減少が進む中、本市では、若い世代の転出率が高く、地域や企業などでは、担い手確保に苦慮されている現状があります。そうした中、本年度、庄原いちばんづくり留学を開始し、若者を直接呼び込む事業を実施しています。今後もこの取り組みを充実していきます。
また、今回情報提供をさせていただきましたJR芸備線については、大変危機感を持っています。
本市には、4つの高校があり、多くの学生がJR芸備線を利用しています。もし、JR芸備線が無くなってしまうと、高校生の通学の手段を奪ってしまうことになります。そうなると市外の高校を選ぶ子どもたちも増えると思いますし、その影響により、市内の学校の存続や事業所の働き手の確保、地域の活力にも大きな損失を与えることにつながると考えています。
そういったことにならないように、国や県にしっかりと訴え、JR芸備線を守っていきます。市民の皆さんにも、しっかりJR芸備線に乗車していただき、一緒に利用促進ができればと思いますので、ご協力をお願いします。
問合せ:行政管理課広報統計係
【電話】0824-73-1159
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