■夏宵ひとつなぎ2024
ひとつなぎの会会長 中本美保香さん
▽今回の申請内容
Uminos Spa and Resortの前に広がる入鹿海岸の砂浜と、夕日景観を楽しむイベントを実施するため、申請しました。
8月17日のイベントのスタートには、差別のない社会を求めて行動されているNPО法人「食べて語ろう会」の「ばっちゃん」こと中本忠子(なかもとちかこ)さんと尚汰(しょうた)さんに、「心の平和」をテーマにお話を伺いました。また、ボランティア学生の参加(23人)や店舗の充実(14店舗)に取り組みました。昨年好評だった打ち上げ花火は今年も行い、イベントへの参加者をより多くするために今年は入場無料としました。
▽活動への思い
日常の中では平和の大切さを実感することは少ないですが、「平和っていいな」と思える瞬間を共有し、こどもたちとともに楽しみながら平和の大切さを知る機会を提供したいと考えています。
▽皆さんに一言
「夏宵ひとつなぎ」というイベントは、毎年8月に行うイベントとして定着させたいと思っていますが、「ひとつなぎの会」としては、人と人が一つになって地域を活性化するまちづくりイベントを、いろいろな場面で実施していきたいと考えています。
江田島市の魅力的な風景の中で、こんなイベントがあったらいいな、できたらいいなとお考えの方は、ぜひアイデアをお寄せください。
■どんどん緑化する
山羊と育む食べられる森の会代表 河本賢一さん
▽今回の申請内容・活動への思い
今回も昨年度に引き続き活動を行います。
当会は、鹿児島県の離島に実在する野生ヤギが生息する放置果樹園の状態をモデルにしています。このような野生果樹園に近づけるように、ヤギとニワトリを放して、多種類の種苗を無造作に植えています。
植物は本来自分で養分を探し当てて、自分で虫を払う能力を持っています。その力を引き出せる環境が理想です。生き物たちが元気に自立し共存できる農園作りは、土壌と地下水と海を浄化して未来の江田島市を豊かにするでしょう。
この自然果樹園作りのお手伝いに、全国から年間約70人の学生ボランティアに来てもらっています。来島者の1割は「またヤギに会いたい、お世話になった方々に会いたい」と再び江田島市を訪れてくれます。
▽皆さんに一言
森作りという先の長いプロジェクトで、ヤギがローテーションできる面積の果樹の森ができるのは、まだ10年、20年先のことでしょう。
しかし、多くの市民の皆さまのご理解と、学生ボランティアたちの献身的な作業により、4ヵ所、総面積約1ヘクタール余りに着手できました。心から感謝申し上げます。今年はさらなる農園拡張、スタッフと財源確保のために、自然果樹園作りと動物との共生農園の付加価値を高める啓蒙活動に力を注ぎたいと考えています。
問合せ:地域支援課
【電話】0823-43-1637
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