■なぜ公的年金制度は必要なの?
私たちの人生には、自分や家族の加齢、障害、死亡などさまざまな要因で自立した生活が困難になるリスクがあります。こうした生活上のリスクは予測することができないため、個人で備えるのは限界があります。これらに備えるための仕組みが公的年金制度です。
■年金はどのようなときに受け取れるの?
公的年金と聞くと高齢になったときに受け取るイメージが強いかもしれませんが、公的年金制度には他に次のようなものもあります。
(1)重度の障害を負ってしまったときに受け取ることのできる「障害年金」
(2)生計中心者が亡くなってしまったときに受け取ることのできる「遺族年金」
公的年金の給付を受けるためには、毎月の保険料を納付して制度を支える義務を果たす必要があります。
また、経済的な理由で保険料を納めることが難しい場合には、保険料の納付免除や猶予制度を利用することもできます。
毎月の保険料を納めず、保険料の納付免除や猶予制度を利用しなかった場合は、保険料未納となってしまい、重度の障害を負ったときや、高齢になったときに年金を受け取れなくなる恐れがあります。
■公的年金制度はどのような仕組みなの?
公的年金制度は、今働いている世代(現役世代)が支払った保険料を高齢者などの年金給付に充てるという「世代と世代の支え合い」という考え方を基本とした財政方式で運営されています。(保険料収入以外にも年金積立金や税金が年金給付に充てられています。)
このように公的年金制度は、日本国内に住む20歳から60歳の全ての人が保険料を納めることで、その保険料を高齢者などへ年金として給付する仕組みとなっています。
問合せ:
市民生活課【電話】0823-43-1634
広島南年金事務所【電話】082-253-7710
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