11月14日(火)は、「世界糖尿病デー」です。そこで今回は「糖尿病」についてお伝えします。
■糖尿病とは
糖尿病は、インスリンが十分に働かないために、血液中を流れるブドウ糖(血糖値)が増えてしまう病気です。インスリンはすい臓から分泌されるホルモンで、体内で唯一血糖値を下げる働きがあります。通常は食後に血糖値が上がるためインスリンが下げて血糖値を元に戻します。しかし、インスリンが食べ過ぎや運動不足が原因で働きにくくなると血糖値が下らず「血糖値が高い状態」が続くことになります。
■糖尿病に注意しましょう
「血糖値が高い状態」が続くと知らないうちに血管が傷ついてしまいます。そのまま放置しておくと太い血管から細い血管まで全身の血管に障害が出てきます。
■自分の数値を確認してみよう
今年の8~9月に住民健診を受診された人は、結果が届いたら血液検査の「空腹時血糖」や「ヘモグロビンA1c」を確認してみましょう。いずれも糖尿病を診断する数値になります。
データを確認して「保健指導が必要な数値」に該当された人は健康相談や健康教室などを活用して改善のためにできることを一緒に見つけていきましょう。「要受診」に該当された人はかかりつけ医や内科に受診してください。自覚症状がないからといってそのまま放置せずに治療を受けましょう。
◎空腹時血糖(空腹時の血糖値)
適正数値:99mg/dl以下
保健指導が必要な数値:100~125mg/dl
要受診:126mg/dl以上
◎ヘモグロビンA1c
血液中のブドウ糖と、赤血球に含まれるヘモグロビンがくっついたものです。通常過去1~2ヶ月間の血糖の状態を反映します。
適正数値:5.5%以下
保健指導が必要な数値:5.6~6.4%
要受診:6.5%以上
(健康推進課)
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