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保険・年金・福祉(1)

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広島県熊野町

■[全4回シリーズ(3)]ふでりんと学ぼう!!
~国民健康保険税率と国民健康保険運営方針による保険税の完全統一について~
今月号では、国民健康保険(以下、「国保」という)の保険税率と「国民健康保険運営方針」による保険税の完全統一についてお伝えします。

◇保険税率について
保険税はお住まいの市町によって税率や賦課額が異なりますが、「熊野町国民健康保険」は右表のとおり、保険税率を令和元年から5年間据え置いていました。
しかし、国保の被保険者が減少している一方で、1人あたりの診療回数、診療費は増加傾向にあることから、保険税率の据え置きや町単独での運営が年々難しくなることが問題となっていました。
[町における国民健康保険税率の推移]

町の国保の現状は先月号でも説明しているリン♪

◇国民健康保険運営方針について
平成30年度の法改正により県が国保の財政運営を担う責任主体となり、安定的な財政運営ならびに市町の事業の広域的および効率的な運営の推進を図っています。広島県においても、「広島県国民健康保険運営方針」が策定されました。
保険税収納対策や効果的・効率的な保健事業などを推進した医療費適正化対策を重点的に取り組んでいくリン♪

◆広島県国民健康保険運営方針とは
本方針は、国保が市町の垣根を超えて運営される公平な制度へと変わり、身近な地域で質の高い医療・介護などのサービスが受けられる体制の実現に努めるとともに、これまで以上に国保制度を適正かつ円滑に運営することを目的としています。

[運営方針施策目標]
本方針に基づき、安定的な財政運営や一市町が担う事業の効率的な運営に向けた取組みを継続的に改善するため、具体的な目標指標を設定しています。
○保険税率の平準化
完全統一保険税率の実現に向けた取組の推進
○医療費の適正化
医療費適正化計画などに基づく取組みとの連携を通じた医療費の適正化の推進
○保険税徴収の適正化
高水準で均一化した収納率の実現
○財政収支の改善
赤字の削減・解消
○保険事務の効率化
事務の標準化に向けた検討

◇保険税水準の完全統一について
運営方針においては、全市町が合意のもと、同一の所得水準・世帯構成であれば、県内どこに住んでいても同一の保険税となる「保険税水準の完全統一」の実現を目指しています。
被保険者にとってわかりやすい保険税体系を実現するとともに、被保険者間の公平性を確保し、医療費の増加による急激な保険税リスクを軽減し、広島県における国保財政を安定化させます。
次号では「保険税水準の完全統一」に向けた来年度からの保険税について学んでいきます。

問合せ:税務住民課保険年金グループ
【電話】820-5604

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