・11月12日から11月25日はパープルリボン「女性に対する暴力をなくす運動」期間
・11月はオレンジリボン「児童虐待防止月間」
家庭内で起こるDVと児童虐待は密接に関係していることから、徳島市では今年から女性への暴力根絶(パープル)と児童虐待防止(オレンジ)のシンボルリボンを組み合わせたW(ダブル)リボン運動として啓発を行っています。
◆DVとは?
DV(Domestic Violence(ドメスティックバイオレンス))は、配偶者やパートナー、恋人から受ける暴力行為です。多くは外から見えにくい親密な関係の中で起こるため、「家庭内の問題」「男女間のもつれ」として扱われ、潜在化・長期化しやすく、加害者に罪の意識が薄いため、周囲が気づかないうちに暴力がエスカレートしていくという特徴があります。
◇DVのサイクル
(1)爆発期
怒りがコントロールできなくなり、ひどい暴力を振るう
(2)ハネムーン期
「暴力は絶対にしない」と謝り、大切にしてくれる
(3)緊張期
いつもピリピリし、ふたりの関係がとげとげしくなる
◆児童虐待とは?
児童虐待は、多くの場合、保護者がさまざまなストレスや葛藤を抱える中で起きてしまいます。また、子どものためであっても、厳しいしつけや教育など、子どもが心や体に耐え難い苦痛を感じる行為は、すべて虐待です。
保護者が「しつけ」だと思っていても、児童虐待にあたることがあります。
・身体的虐待…殴る、蹴る、叩く、激しく揺さぶるなど
・心理的虐待…言葉による脅し、無視、子どもの前で家族に対して暴力をふるうなど
・性的虐待…性的行為の強要、性的行為を見せるなど
・ネグレクト…家・車内に放置する、食事を与えない、不潔にするなど
◇子どもの前でのDVは「心理的虐待」です
子どもは、両親の間で振るわれる暴力に、「自分は何もできない」という無力感や罪悪感を抱え、ストレスによる体調不良や学力の低下、不登校などに発展していく可能性があります。
◆徳島市が行っている取り組み(11月12日から11月25日)
◇パープルライトアップ事業
DV防止について、多くの人に考えていただくきっかけとなるよう、女性に対する暴力根絶のシンボルである「パープルリボン」にちなんで、徳島中央公園鷲の門、眉山山頂の眉華鏡、徳島駅前の観光客歓迎塔、ふれあい健康館正面玄関を紫色にライトアップします。
◇DV防止啓発パネル展
DVの正しい知識や、女性に対する暴力をなくす運動期間に関するパネルを掲示します。多くの人に、DVから自分や大切な人の笑顔を守るために知っていただきたいことを伝えます。
場所:徳島市役所1階 国際親善コーナー
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