文字サイズ
自治体の皆さまへ

やさしい日本語-心温かい人々が暮らす町-

21/31

徳島県美波町

『やさしい日本語』とは、だれにでも伝わるように言葉や文章を簡単にした日本語のことを言います。
「やさしい」の言葉は、簡単という「易しい」と、使う人の「優しい」気持ちの2つの意味が込められています。

■外国からの旅行者や働く人
英語を話さない地域の人には、英語よりもやさしい日本語の方が伝わりやすいです。

■障がいがある人
簡単で短い文章は、手話を使う人が口元を見たときにも内容が分かりやすいです。

■高齢者や認知症の人
漢字や熟語が多い長い説明より、簡単な文章は読みやすく、聞きやすいです。

■子どもたち
難しい言葉を簡単な言葉に言い換えることで、子どもたちにも内容がわかります。

日ごろ、日本語を使う私たちは、災害の危険を知らせるとき、ごみの捨て方などの情報を伝えるとき、仕事で作業する内容を教えるときに、だれもが理解できるように説明する必要があります。地域のさまざまな人たちとコミュニケーションをとるときに、「やさしい日本語」を使うことは効果がある方法です。

■『やさしい日本語』のコツは「ハサミの法則」が基本です
▽はっきり言う
はっきり伝える。あいまいな言い方はしない。
×土足厳禁→〇靴を脱いでください
×現金しか使えません→〇現金だけ使えます

▽さいごまで言う
文末まではっきり言う。途中で止めない。
×郵便局に行きたいんですが…→〇郵便局にはどうやって行ったらいいですか

▽みじかく言う
一文はみじかく言う。だらだらつなげない。
×私は医者をしている兄がいます。→〇私には兄がいます。兄は医者をしています。

地域には、いろいろな文化や価値観を持つ人たちが暮らしています。みんながちがいを認め合い、ともに協力するためには、お互いに話しあい、必要なときには助け合える関係づくりが大切です。
「英語が話せない」「手話がわからない」から、「相手に話しかけてもわからない」と思い込んでいませんか?
そんなとき、「やさしい日本語」を思い出して、やさしい言葉と気持ちで話しかけてみましょう。

■人権擁護委員制度をご存じですか?
6月1日は、人権擁護委員法が施行された日です。法務省及び全国人権擁護委員連合会では、6月1日を「人権擁護委員の日」と定めており、徳島地方法務局及び徳島県人権擁護委員連合会においても、この日を中心として、人権擁護委員制度の周知と人権思想の普及・高揚に努めています。
人権とは、私たちが人間らしく生きるための権利であり、人権や民族、性別などの違いにかかわらず、全ての人に共通して備わっている権利です。
国の内外を問わず、人々がお互いに人権を守ることによって明るい社会をつくることを願って活動しています。
相談は無料で、秘密は厳守されますので、ひとりで悩まずお気軽にご相談ください。
日時:6月1日(土)
・10:00~12:00日和佐公民館
・13:00~15:00由岐公民館

町民一人ひとりが相手を思いやり、多様な価値観を認め合う社会をめざしましょう。
「心温かい人々が暮らす、にぎやかな過疎の町」美波町であり続けるために人権について考え守っていくことがまさに、“にぎやかそ”美波町まちづくりにつながります。このコーナーでは人権に対する思いを掲載していきます。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU