本来、守り育んでくれるはずの保護者から虐待を受けた児童は、心身両面にわたり深刻な傷を負います。大切な命を守るため、児童虐待の早期発見、防止にご協力をお願いします。
■児童虐待の態様
▽身体的虐待
児童に対して、殴る、蹴る、激しく揺さぶる、投げ落とす、縄などで拘束するなど、児童の身体に外傷を負わせたり、外傷を生じる恐れのある暴行を加えたりすること。
▽性的虐待
児童への淫行、性的暴力や性行為の強要、性器や性交を見せるなど、児童に対してわいせつな行為をしたり、わいせつ行為をさせたりすること。
▽怠慢・拒否(ネグレクト)
児童に適切な食事を与えなかったり、長時間にわたって放置したり、病気になっても医者の診察を受けさせなかったりなど、保護者としての監護を著しく怠ること。
▽心理的虐待
児童を暴力的な言動で脅したり、無視や拒絶的な態度を示したりするほか、児童の面前で配偶者やその他の家族に暴力を振るなどして、児童に著しい心理的外傷を与える言動を行うこと。
■発見のポイント
▽子どもの様子
・子どもの泣き声や助けを求める声が頻繁に聞こえる
・身体に不自然な傷(切り傷、打撲、火傷など)が多い
・保護者と視線を合わさない・異常に怖がる・顔色をうかがう
・身体や衣服が汚れていたり、季節にそぐわない服装をしていたりするなど
▽保護者の様子
・配偶者からの暴力(配偶者に対する暴力)がある
・子どもが泣いてもあやさない
・乳幼児を置きざりにして長時間外出する
・子どもが病気やけがをしても、病院に連れて行かずに放置しているなど
▽生活環境の様子
・昼夜を問わず保護者の怒鳴り声が聞こえる
・子どもがけがをする不自然な事故が繰り返し起きている
・ごみが散乱していたり、異臭がしていたりなど、家庭内が著しく不衛生である
・長期間、理由不明の不在が続いているなど
虐待に関する相談・通報は、ためらわずに警察へお寄せください。
問合せ:
阿波吉野川警察署【電話】0883-25-6110
警察安全相談電話【電話】#9110
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