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阿波市地域包括支援センターです

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徳島県阿波市

~会話はお口の健康につながります~

■毎日、家族や友人と楽しくおしゃべりしていますか?
家族形態の変化や近年のコロナ禍をきっかけに、人と人との交流が減少しています。阿波市では、高齢者一人暮らし世帯・高齢者夫婦世帯が平成27年以降増加し、令和2年の一般世帯に占める割合は28・3%です。
会話が減ることは、口腔機能の低下だけでなく、食事摂取の減少や運動面の低下にも繋がります。このことから、お口の健康維持は身体にとって重要であるため、今回は日頃からできる「会話」と「パタカラ体操」をご紹介します。

◆会話がもたらす効果
▽筋肉を鍛える
顔周りには複数の筋肉が存在しており、会話や表情などもこれらの筋肉を使っています。そのため、普段会話することで顔周りの筋肉が鍛えられます。
▽認知機能の維持
会話は「聞く↓理解する↓考える↓言葉を発する」という一連の行為であり、さまざまな脳の機能を使います。また、人との会話が多いほど認知症になる可能性が低くなるといわれています。
▽社会参加
社会参加には、友人や隣人などの交流も含まれ、会話を通した他者とのコミュニケーションは、お口の機能や認知能力などの維持に繋がります。

◆パタカラ体操
お口の機能を維持し、生き生きと元気に生活するために、家庭でできるお口のトレーニング「パタカラ体操」をご紹介します。
パタカラ体操とは「パ・タ・カ・ラ」と発音することで、舌や唇、喉を大きく動かす体操です。「パパ・・」「タタ・・」と、単音で各8回ずつ発音し、それを2セット行います。食事の前、1日3回行うことが推奨されています。

「パ」唇をはじくようなイメージで、閉じた状態から勢いよく開ける
(唇の開閉の力をつけ、吸う機能の維持)
「タ」舌先を前歯の裏につけて、下方向に勢いよく離す
(舌先の力をつけ、食べ物を押しつぶす機能の維持)
「カ」顎の奥の方に舌の奥(根元)を押しつける
(舌の奥の力をつけ、飲み込む機能の維持)
「ラ」舌を丸め、巻き舌にするイメージ
(舌を巻く力をつけ、食べ物をまとめる機能の維持)

◆元気な高齢期を過ごすために
元気な高齢期を過ごすためには、毎日のお口のメンテナンスも重要です。歯磨きや入れ歯の清掃などの口腔ケアは、誤嚥性肺炎の予防や口臭の予防などに繋がります。お口周りの筋肉維持とともに、毎日メンテナンスも欠かさず行いましょう。定期的に歯科医院を受診し、歯や口腔内をチェックしてもらいましょう。

◆他者との交流を増やすには
会話や交流を楽しむことは、お口の健康とともに、生きがいのある生活を送ることに繋がります。
社会参加の場・地域の方々との交流する機会として「サロン活動」があります。地域包括支援センターはサロン活動の支援を行っています。「社会参加したいけれど、機会がない」という方は、サロンへの参加を考えてみてはいかがでしょうか。サロンへの参加を希望する方は地域包括支援センターまでお問い合わせください。

問合せ:阿波市地域包括支援センター
【電話】0883-36-6543

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