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自治体の皆さまへ

”食育”って何だろう?(1)

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愛媛県

■「食べること」は「生きること」の基本
健康でいきいきと暮らすために「食べること」を考えてみませんか?
◇6月は「食育月間」、毎月19⽇は「食育の⽇」
皆さんは、「食育」について、ご存じでしょうか。食育とは、生きるうえでの基本であって、知育・徳育・体育の基礎となるもの。さまざまな経験を通じて食に関する知識と、食を選択する力を身に付け、健全な食生活を実践できる力を育むことです。「食べること」は「生きること」。大切な心とからだを育むうえで、子どもはもちろん、大人にとっても食育はとても大切です。
そこで、愛媛県では、すべての県民が生涯を通じて心身ともに健康でいきいきと暮らしていくことを基本理念として、「第4次愛媛県食育推進計画」を策定し、食育を推進しています。
「食育」という言葉はあまりなじみがないかもしれませんが、難しいことは何一つありません。毎日の「食べること」を見つめなおすことも食育のひとつです。ほかにも、健康的な食のあり方を考えたり、誰かと一緒に食事をしたり、地域の旬の食材を食べたり。皆さんも、できることから取り組んでみませんか。

◇「第4次愛媛県食育推進計画」基本方針
(1)家庭・学校・地域等、それぞれの役割に応じた食育の推進
(2)環境と調和のとれた農林水産業と食文化に根ざした食育の推進
(3)県民運動としての新たな食育の推進

■まずは「減塩」から始めてみませんか?
「愛媛県のみなさん、どうぞ″ご塩慮(えんりょ)”ください。」
◇取り組みやすい減塩のヒントをたっぷり発信!
健康づくりに欠かせない取り組みの一つが「減塩」。愛媛県では、1日当たりの食塩摂取量7g未満を目標としていますが、令和4年愛媛県県民健康調査の結果では、愛媛県民は1日当たり平均10.1gを摂取しており、塩分を摂りすぎている状況です。
塩分を摂りすぎると、のどが乾きやすくなったり、体がむくみやすくなったりするほか、高血圧が引き起こされることも。高血圧は、自覚症状がなく放置されがちですが、血管や心臓に負担がかかり、動脈硬化が進み、心疾患をはじめとする重大な病気を引き起こす危険性が高まります。
左上のグラフ(※本紙参照)の通り、愛媛県は高血圧とも関係が深い心疾患の死亡率が男女ともに全国1位。高血圧や心疾患の予防のためにも、減塩の実践は急務。
そこで愛媛県では、減塩推進のためのポータルサイトを立ち上げました。高血圧の予防や減塩生活を始めるためのヒントなどを発信しているほか、塩分量をチェックできるページもあります。ぜひアクセスしてみてください!

◆みんなで!楽しく!バランスよく!
「⾷育」って、こんな取り組みです
ひとつでも、できることから始めましょう!
・みんな(家族や友人等)と一緒に⾷事を楽しむ
・うす味を心がけ、減塩を実践する
・よく噛んで味わって⾷べる
・みかんの収穫や田植え等の農業漁業体験を行う
・月1回以上、郷土料理や伝統料理を⾷べる
・1日3⾷(朝⾷・昼⾷・夕⾷)、栄養バランスを考えて⾷事をとる
・野菜をしっかり、かんきつ類等の果物を毎日⾷べる
・地域の産物や旬の⾷べ物を選ぶ(地産地消)
・⾷に関する「感謝」の気持ちを持ち、⾷べ残しをなくす等、⾷品ロス削減に取り組む
・⾷品表示を参考にして、⾷品を選ぶ

◆健康増進のための食生活の見直しも食育の取り組みのひとつ
愛媛県では⼼疾患で苦しむ人が多いことをご存じですか?
◇男性の心疾患死亡率 全国1位
・愛媛県234.4
・全国平均190.1
約1.2倍

◇女性の心疾患死亡率 全国1位
・愛媛県129.1
・全国平均109.2
約1.2倍
人口10万人対の年齢調整死亡率
出典:令和5年度人口動態統計特殊報告(厚生労働省)

◇⼼疾患になりやすい理由のひとつが「⾼⾎圧」
高血圧の原因の一つと考えられているのが、塩分の摂りすぎをはじめとした偏った食生活です。

「塩分の接摂りすぎに注意!」

問合せ:健康増進課
【電話】089-912-2401

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