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弓削島荘遺跡として国指定史跡となった7つの遺跡のひとつ 高濱八幡神社 創祀950年記念行事

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愛媛県上島町

5月12日(日)、上島町弓削上弓削高濱八幡神社において、創祀(そうし)九百五拾年の記念行事が行われ、多くの氏子や町民が神社の節目を祝いました。
この高濱八幡神社は、町内でも有数の美しい海岸のそばに鎮座する神社です。ユネスコの「世界の記憶」に登録された東寺百合文書には、中世の「塩の荘園」として知られる弓削島荘についての多くの記録が残っており、現在も塩浜、寺社、地名をはじめとした歴史文化資源が良好な形で遺されています。歴史や文化が島に住む人々によって大切に伝えられてきたことにより、弓削島荘遺跡として7つの遺跡が国指定史跡となりました。そのひとつである高濱八幡神社は、東寺百合文書に登場する「八幡宮」の後身と考えられ、その地下には中世の揚浜式塩田跡が遺っています。創立不詳なれども「豊前宇佐八幡宮より勧請す。延久五年八月十五日(一〇七三年)源頼義」とあり、古い歴史をもつ神社です。
また、昭和56年7月には浩宮徳仁親王殿下(今上陛下)が中世の荘園制度および瀬戸内海の水上交通のご研究のためにお成りになられたことでも有名です。
記念行事として、神社拝殿において、ふたりの巫女が巫女神楽「浦安の舞」を奉納しました。その後、上島町老人福祉センター(上弓削)に場所を移し、広島県神石高原町の神楽団体「神代神楽八ヶ社」による広島県無形民俗文化財八ヶ社神楽が披露され、大人から子どもまで神楽の魅力に引き込まれていました。最後に天餅、四方餅、お菓子がまかれ、たくさんの人たちが喜びの表情で950年記念をお祝いしました。

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