■毎年9月10日~9月16日は「自殺予防週間」です
夏休み明けの9月は、どうしても憂鬱になったりうんざりした気分になったりしてしまうもの。実は、学校が長期休みから明ける9月は子どもの自殺が増える傾向にあるとされています。そこで国では、毎年9月10日~9月16日を「自殺予防週間」とし、自殺に関する正しい知識を知ってもらうための活動を行っています。
「誰も自殺に追い込まれることのない社会」の実現のためには、1人ひとりが身近な人のSOSのサインに気づき、できることから行動していくことが必要です。
また、ストレスとの向き合い方を知ることで、心と体の健康を保ち、自殺を防ぐことにもつながります。自分自身と、身近な人の普段の様子に目を向けることから始めてみませんか。
◆心の変化を示すサイン
自殺を考えている人の多くは、自殺前に何らかの言葉や行動でSOSを発していると言われています。以下のようなサインには要注意です。
・涙もろくなる
・自分を責めることが多くなる
・寝つきが悪い、疲労感などの身体的不調が長く続く
・これまで関心があったことへの興味がわかなくなる
・飲酒量が増える
悩みを抱えた人のこのようなサインに気づき、話に耳を傾けたり、気にかけていることを伝えたりするだけでも、本人の気持ちが楽になることもあります。
◆ストレスを溜めないために~「筋弛緩法」と「腹式呼吸」で、心身のリラックスを~
筋弛緩法とは、手、腕、肩などに意図的にぐっと力を入れ、そのあと急に脱力する体操です。また、鼻から吸って口から吐く腹式呼吸は、心拍数や血圧を安定させ、自律神経を整える効果があります。この2つは、どこでも短時間でできる簡単なリラックス法です。仕事や家事、勉強の合間に取り入れてみましょう。
◇筋弛緩法の例
(1)手を思い切りぐーっと握ります。
(2)10秒ほど経ったら、ぱっと指を開きます。指先に血流を感じるくらいの力加減がベストです。
(3)(1)と(2)を数回繰り返します。
◇腹式呼吸の方法
(1)片方の手を胸に、もう片方の手をお腹に置きます。お腹に置いた手が動くようにゆっくりと呼吸します。
(2)数秒間鼻で息を吸って2秒ほど止め、10~15秒ほどかけてゆっくりと口から息を吐きます。
◆あなたの悩みを話せる場所があります
悩んだ時は、誰かに話すだけでも心が楽になることがあります。お気軽にご相談ください。
・よりそいホットライン【電話】0120-279-338(毎日24時間 通話料無料)
・愛媛いのちの電話【電話】089-958-1111(毎日12:00~24:00)
・上島町健康推進課【電話】0897-74-0911(平日8:30~17:15)
問合せ:
・生名支所健康推進課【電話】74‒0911
・魚島保健福祉センター【電話】74-1120
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