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【久万高原町の新しい風 柔軟なアイデアで地域おこし】協力隊通信 vol.88

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愛媛県久万高原町

皆さんこんにちは。4月から地域おこし協力隊として、ゆりラボを拠点にコミュニティナース(コミナス)として活動している石垣美由紀です。

私は、今年3月まで横浜市で発達障がいを専門分野とする臨床心理士/公認心理士として、クリニックやリハビリセンター、療育センターで勤務していました。また、教育現場では、農業アカデミー(旧農業大学校)や小学校のスクールカウンセラーとして勤務することもありました。その他にも、東日本大震災後の福島で、児童発達支援や乳幼児健診にて保護者からの相談などを受けておりました。現在も、都内の知的障がい、自閉スペクトラム症を併せ持つ方の施設入所者や通所利用者の方に対応するスタッフのスーパーバイズ(指導)や研修を、オンライン面談や施設訪問で継続しています。
最近の活動で、不登校に関心を持つ上浮穴高校生の「話を聞きにゆりラボにいきたい!」の声をきっかけに、普通科の探求授業“くまたん”で授業の一コマを担当しました。1年生の皆さんにゆりラボまでお越しいただき、(1)ゆりラボについて(2)不登校について(3)高校生向け心理学講座「心の健康を保つ心理学〜辛い気持ちをなんとかしたい!〜」についてお話しました。

心理学講座では、私たちの心を苦しめる考え方のクセをタイプ分けして解説しました。ポジティブになる必要はなく、自分の考え方のクセを知る大切さや不安への対処方法、相談する力をつけることの大切さなどをお伝えしました。生徒一人一人が熱心に聴いていただき、後日、感想や学んだことが書かれたアンケートをいただいたことには、心から感謝しています。
また、日頃の会話の中で、保護者の方から「子どもの発達の凸凹について話す会ができたらいいな」との声があり、保護者グループや個別でお話する場をつくり、生活の中で取り入れられる工夫などをお伝えする機会がありました。
本町は、現在も父母が暮らしている故郷です。心理・発達相談室を開業したいと考えていたところ、暖炉のある古民家に伺った時にこんな場所でご相談できたら!と思ったのをきっかけに移住(Uターン)しました。地域おこし協力隊としての任務終了後に、故郷で実現できたらと思います。就労支援や農福連携にも取り組んでいきたいと思います。

余談ですが、私は昔からセミがあおむけに転がっているとどうしても起こしてあげたい“セミ起こし隊”です。同じ!という方がいらっしゃったらお声掛けください!

問い合わせ先:まちづくり戦略課 移住・定住促進係
【電話】21-1111(内線187)

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