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自治体の皆さまへ

軽スポーツ(モルック)特集(1)

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愛媛県今治市

■一生懸命、軽スポーツ
・ルールが簡単
・体への負担が少ない
・道具や場所がコンパクト

ー年齢などの影響が少なく幅広い人が一緒に遊べるー
健康寿命の延伸とともに、さまざまな方がスポーツで生涯を彩るようになってきました。そんな中、裾野を広げているのが「軽スポーツ」。今号では、気軽さと競技性を兼ね備え、幅広い人の支持を取り込みつつある軽スポーツに注目しました。

軽スポーツ(ニュースポーツ、レクリエーションスポーツ)とは、一般的に、通常のスポーツに比べて身体的・精神的な負担が少なくなるようにつくられた、新しいスポーツのことをいい、多種多様な競技が存在します。特に知名度を高めたのは、東京五輪2020。パラリンピック正式種目の“ボッチャ”が行われ、パラリンピック独自の競技として大きな注目を集めました。ボッチャのルールはとても簡単。先攻が投げた目標球(ジャックボール)に、規定球数で最も近いところへ投げられたチームにポイントが入ります。投球が難しい方は、専用のレールなどを使って競技に参加することができます。
ボッチャのように、軽スポーツはプレーや導入の敷居が低く、みんなで楽しめるスポーツとして、自治体や公共団体のスポーツイベントに取り入れられることが増えてきています。また、単純ながら、戦術や戦略が重要で奥深さを有しているものも多く、ボッチャを代表に競技性をより高めた大規模大会が数々開催されています。
初心者やハンディのある方にもやさしい競技であり、一方で極めれば極めるほどその真の魅力を感じられることが、夢中になってプレーされる理由となっています。

~種類豊富な軽スポーツの一例~
◇シャフルボード
約10メートル先の得点エリアを狙って両者4枚のディスクを交互に押し出す。カーリングに近い競技性で「陸上のカーリング」とも呼ばれる。

◇グラウンドゴルフ
専用のホールを自由に設置する。コースが規格化されておらず、環境やプレーヤーに応じて柔軟にコースを設定できる。

◆〔interview〕分け隔てのない楽しみ方を
サン・アビリティーズ今治
施設長、障がい者スポーツ指導員
胡井(えびい)志保さん
サン・アビリティーズ今治では、ボッチャ、ペタンク、スマイルボウリングなどさまざまな軽スポーツを取り入れています。
ボッチャは、これまで利用者親善大会を4回開催しました。20チームほどの大勢の方が参加し、年齢は幼稚園児から高齢者まで、またいわゆる三障がい(身体・知的・精神)の方も幅広く、一緒に競い合っています。初心者リーグでは、初めて触れた人が優勝するなんてこともありました。
軽スポーツは、ルールを柔軟に設定できるのが良く、ここでは細かいルールや条件は無くしています。そのため大会や講座では、障がいの有無、男女、年齢といった壁を感じることがなく、みんなで同じように楽しむことができています。「立場や年齢が違っても、お互い気を遣わずに、和気あいあいとプレーできて良い」と、利用されている方からお声をいただいています。
軽スポーツをとりあえず始めてみたいと思う人が、気軽に参加できる入り口になれるよう、これからの講座も続けていきたいです。

◆今、愛媛や今治でモルックが熱い!
軽スポーツの中でも、最近特に話題を集めている競技が“モルック”。自身も精力的にプレーされている、お笑いコンビ「さらば青春の光」の森田哲矢さんがテレビで紹介したことなどをきっかけに、知名度を大きく上げました。
モルックは、北欧の国フィンランドの伝統的なチームスポーツ「キイッカ」をもとに、1996年にルールが整備されたスポーツです。地元ではサウナとビールを楽しみながらプレーするくらい、気軽に楽しめるスポーツとして親しまれており、日本でも、キャンプなどのレジャーブームとともにその人気を高めています。
愛媛県初の公認大会が3年前から今治で行われるようになるなど、今治周辺でもにわかに話題沸騰中のモルック。レクリエーションで楽しむだけでなく、真剣に取り組めば、全国大会入賞への道も近いです。次ページでは、その魅力や詳しいルールに迫ります。

◆第2回モルックジャパンオープン(今治市合併20周年記念大会)
6/1(土)・2(日)
1日/12:30~16:30
2日/10:00~16:00
会場:市営スポーツパーク
・テニスコートで全国大会が開催(観戦自由)
・サッカー場ではモルックの体験会をはじめ、さまざまな体験イベントが開催

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