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特集 描こう、将来の自分像 -八幡浜市ふるさと・キャリア教育-(1)

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愛媛県八幡浜市

■愛媛大学と連携したキャリア教育プログラム
近年、教育現場では、子どもたちが自身の個性を理解し、主体的に進路を選択する能力を養うことを目指す「キャリア教育」という考え方が重要視されています。
八幡浜市では、このキャリア教育の一環として、令和元年度から愛媛大学と共同で「ふるさと・キャリア教育」を実施してきました。この事業は、中学生を対象とした「地元理解×キャリア教育」のプログラムで、進路選択前の中学生が地元の魅力を理解し、地域の大人の生き方や働き方と自分のキャリアとを重ね合わせることで、自身の将来を考えるきっかけをつくることを狙ったものです。
子どもたちが自分で将来の夢を描き、理想を掴めるように。八幡浜市独自の取組を紹介します。

■聞いて知る、地元企業の魅力
◆これからのキャリアを考えるきっかけづくり
中学1年生を対象に行っている「中学生版合同企業説明会」は、働くことに対する興味・関心を深め、生徒たちが将来のキャリアを考えるきっかけをつくることを目的とした取組です。また、地元企業の存在を知り、生まれ育った地域への愛着を深めてもらうことで、故郷を想う「関係人口」を育て、将来的な定住につなげることも狙っています。
令和元年度に八代中学校をモデル校として始まったこのプログラムは、令和4年度から対象校を市内全校に拡大。参加企業数も当初の9事業者から17事業者(令和5年度実績)まで増えました。
中学生を対象とした合同企業説明会は全国的にも珍しい取組で、他自治体やメディアからも注目されている事業です。

◆地元企業の話を聞いて働くイメージを掴む。
今年2月6日に市民スポーツセンターで行われた説明会には、市内の中学1年生(計201名)が参加しました。生徒たちが説明を聞くのはあらかじめ決められた4事業所で、会場にずらりと並んだ各ブースを回ります。担当者の熱のこもった説明に聞き入って真剣にメモを取ったり、はきはきと質問したりする様子は、まるで本物の就職活動のようです。
説明会に参加した生徒からは、「どんな仕事をしているか知らなかったけど、自分たちの暮らしを陰で支えているのが格好良いと思った。」「信頼される大人になりたい。」などの感想が次々とあふれていました。
この説明会は例年2月上旬に開催しています。興味のある事業者の方は下記までお問い合わせください。

問合せ:政策推進課
【電話】22-3111(内線1345)

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