■中学生が内子座の舞台で熱弁 思いを英語で伝える弁論大会
21回目となる「内子町中学校英語弁論大会」(内子町教育委員会、(公財)内子町国際交流協会主催)が9月26日、内子座で開かれました。町内4校から10人が参加。日常で感じたことなどを、流ちょうな英語で堂々と語りました。審査した愛媛大学准教授の三浦優生(ゆい)さんは「内容や構成、思いを伝えようとする姿勢など、どの発表も素晴らしかった」と講評を述べました。
※上位入賞者と弁論タイトルについては本紙をご覧ください。
■みんなでつくる新・総合計画 中学生がミライを想像するWS(ワークショップ)
今後10年間のまちの指針となる内子町総合計画の策定に向けて、若者の声を聞く「まちづくり中学生会議」が10月4日、共生館で開かれました。
町内の中学生20人が「転入者を増やす」「子育てしやすくする」などのテーマで、まちの課題や解決策を議論。五十崎中の後藤せなさんは「小さな思い付きが政策の元になると分かった。内子の将来が楽しみ」と話しました。計画はこのようなワークショップをしながら構想をまとめ、関係機関での審議などを経て6年度末に完成する予定です。
■気になる職場で仕事を体験 内子高校生のインターンシップ
内子高校のインターンシップが10月4・5の両日、町内外の事業所で行われ、1年生88人がそれぞれ興味のある職場に参加しました。内子町役場では図書情報館と町並・地域振興課に分かれて仕事を体験しました。
図書情報館で受付や本の整理作業をした大野史嗣(ふみつぐ)さんは「ブックカバーを一冊一冊、手作業で貼っていると知って驚いた。子ども向けの低い本棚があったり、字が大きくて読みやすい本があったりと、読む人への気遣いが伝わった」と感想を語りました。
■町内の仲間と全力で競い合った一日「喜多郡小学校陸上競技大会」
「令和5年度喜多郡小学校陸上競技大会」が10月13日、内子運動公園で開かれました。
開会式では立川小の上西大誠(たいせい)さん、梶野晴(はる)さんが「練習を支えてくれた人への感謝を忘れず、0・1秒、1センチでも記録を更新したい」と選手宣誓をしました。町内7校から109人の選手が、60メートル走や走り幅跳びなど男女7種目に出場。自己ベストを目指して全力で競技に挑んでいました。
各種目の優勝者と記録は本紙をご覧ください。
■茂山千三郎さんの狂言公演 内子狂言くらぶも内子座で熱演
「茂山千三郎(せんざぶろう)・内子狂言くらぶ2023披露公演」が10月14日、内子座で開かれました。
まず発足10周年を迎えた内子狂言くらぶが登場。内子町が舞台のオリジナル狂言「かみあそび」では、立川神楽を取り入れた新しい演出も加わり、子どもたちが神々や大蛇(おろち)などの姿で躍動しました。大人の部は「口真似(くちまね)」「蟹山伏(かにやまぶし)」などの演目を熱演し、会場を沸かせました。
続いて茂山千三郎さんらプロの狂言師が、古典「萩大名」を上演しました。「萩大名」は、和歌を披露することになった大名が、事前に教わった一首をどうしても覚えられず、太郎(たろう)冠者(かじゃ)にこっそり聞きながら詠む話。楽しいやり取りと動きに、客席からは大きな笑い声と拍手が起こっていました。
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