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お元気ですか

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愛媛県内子町

■症状がなくても要注意の「慢性腎臓病」予防のため、生活習慣を見直しましょう

◇腎臓の働き
腎臓は血液をろ過して、老廃物や毒素を尿として排泄し、体の中をきれいに保っている臓器です。他にも、血圧を調整する、赤血球を産生するホルモンを出す、骨を強くするなどの重要な役割があります。

◇油断しがちな病気「慢性腎臓病」
慢性腎臓病とは、腎臓の働きが通常よりも低下した状態をいいます。腎臓が疲れてくると、老廃物が血液中にたまったり、尿にたんぱくが出てきたりします。さらに進行すると、疲れやすさやむくみなどが現れることもあります。かなり悪化するまで自覚症状はほとんどないので、気付かないうちに人工透析や腎移植が必要になっている場合もあります。

◇腎臓病にならないために
一度悪化した腎臓を回復させるのは難しいので、早期発見・治療が重要です。慢性腎臓病の多くは、尿検査や血液検査で発見できます。年に1回は必ず健診を受けましょう。
慢性腎臓病の主な原因は、糖尿病や高血圧、メタボリックシンドロームなどの生活習慣病です。過食や偏食、運動不足、アルコールの飲み過ぎ、喫煙などの生活習慣の乱れは、腎臓に大きな負担をかけてしまいます。次のことに注意して、普段から腎臓にやさしい生活を心掛けましょう。

◇腎臓を守るための心掛け
(1)バランスのいい食生活をする
一日3食、バランスよく食べるのが基本です。脂質や糖質は取り過ぎることが多いので、主食・主菜・副菜を組み合わせる、よく噛んでゆっくり食べる、腹八分目にするなどを心掛けましょう。
(2)減塩する
塩分の取り過ぎは高血圧などの原因になります。しょうゆや塩はかけずにつけて食べる、だしや酢などで味付けする、麺類の汁は残すなど、減塩の工夫をしましょう。
(3)適度に運動する
日常的な運動は生活習慣病の予防に役立ちます。散歩やラジオ体操をする、掃除を念入りにするなど、普段の生活に10分程度の運動を取り入れるだけでも効果があります。
(4)毎日、血圧測定をする
血圧を毎日測って意識付けをしましょう。家庭での血圧の正常値は収縮期135mmHg・拡張期85mmHg未満です。測定は朝なら起床後1時間以内でトイレを済ませてから飲食前に、夜なら入浴や飲酒の直後を避け、寝る直前がおすすめです。
(5)禁煙する
たばこは肺や心臓だけでなく、腎臓の働きも悪くします。禁煙に挑戦して損はしません。「とりあえずやってみる」と気軽に始めてみませんか。

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