まちの予算(1)

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6年度当初予算が3月議会定例会で可決されました。一般会計予算は100億3,000万円で、昨年度より1億2,000万円(1.2%)の増額で、過去最大の予算額となりました。
今年度は第2期内子町総合計画の最終年度です。計画に掲げた重点施策「ミライ・プラン」の総仕上げとして、生活基盤の整備や人口減少対策、子育て支援、農林商工業・観光業の活性化と担い手の確保、防災・減災対策などに積極的に取り組むための予算編成となっています。

■町長施策方針から抜粋して6年度の取り組みを紹介します
◆子育て支援・教育分野
5年度から行っている小・中学生の修学旅行費用の支援を、6年度から高校生まで拡充します。インフルエンザ予防接種費用の支援の対象も高校生まで拡充。引き続き子ども医療費の補助や学校給食費に対する支援を行います。新川児童公園の整備などを行い、子どもたちが安全に遊べる場所の確保や、中学生の部活動地域移行に向けて取り組みます。

◆観光分野
韓国などの外国人観光客が増えており、インバウンドに対応するため観光ガイドブックを増刷し、多言語対応のデジタル観光マップを制作します。内子座の保存修理工事は4月から実施設計に着手し、その後、一部建物の解体と仮設工事を始める予定です。

◆農林業分野
農業用機械の導入などを支援する「農業機械施設整備事業」に新たに取り組み、農業経営を支援します。親から農業経営を継承して新たに就農する人に給付金を支給する「親元就農支援事業」や、町内の林業事業体に就業した場合に給付金を支給する「林業就業支援事業」など、農林業の担い手の確保や経営の安定を図ります。

◆防災・減災分野
防災拠点でもある立石自治会館の新築工事に着手するとともに、大瀬自治センターの老朽建て替えに伴う既存の施設の取り壊しを行います。民間木造住宅の耐震改修事業、老朽危険空き家等除却事業に継続して取り組み、災害への備えを強化していきます。その他、危機管理班に新たに危機管理監を配置します。

■令和6年度一般会計は100.3億円(前年度比1.2%増)
◆一般会計当初予算額の推移(R2～R6)

◆特別会計・企業会計当初予算はこちら
○特別会計予算額
単位：万円・%

○企業会計(水道事業)予算額
単位：万円・%

○企業会計(下水道事業)予算額
単位：万円・%

◆語句の説明[歳入]
自主財源…町が自主的に集められるお金
依存財源…国や県から交付されるお金や町債
町税…町に納める税金(町民税、固定資産税など)
繰入金…基金などから一般会計に繰り入れるお金
地方交付税…全ての市町村が一定の行政サービスを行えるように国が交付するお金
国庫支出金…町が行う事業に対して国が交付するお金
県支出金…町が行う事業に対して県が交付するお金
地方譲与税…国税として集め、全部または一部が市町村に譲与されるお金
町債…町が行う事業に対して借り入れするお金