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お元気ですか

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愛媛県内子町

■困難を乗り越えるための心の力 子どもの「レジリエンス」を育むには
◇「レジリエンス」とは
レジリエンスとは「逆境に負けず、困難から立ち上がる力」のことです。物事を前向きに捉えたり気持ちを切り替えたりしながら、つらい状況に適応していく能力を指します。
テストの成績が悪かった、友達とけんかをした――など、子どもは日々の生活で多くのつまずきを経験します。また社会が情報化・多様化し、さまざまなストレスを感じる子どもが増えている中で、レジリエンスは欠かせない力の一つです。

◇何歳からでも育つ力
子どものレジリエンスは、幼少期からの小さな失敗や成功の体験を通して育ちます。育ち方には周囲の環境が大きく影響するので、最も身近な存在である親の関わり方は、特に重要です。
レジリエンスは対人関係にもいい影響を及ぼすことが分かっています。大人にとっても大切な力で、何歳になっても伸ばせます。次のことを意識して育んでいきましょう。

◇家庭で育むための子どもとの接し方
(1)気持ちに共感する
つまずきを経験した子どもに「気にしない」「そんなことないよ」と感情を否定したり、他人と比べたりするのはNGです。「いやな思いをしたね」と共感し、挑戦する過程やできたこと、いいところをほめてあげましょう。共感されると子どもは安心して話ができ、心が落ち着きます。
(2)手伝いをさせる
子どもは手伝いをすることで「信頼されている」「頼られている」という自信が生まれ、自分が家庭の大切な一員だと実感できます。子どもの年齢に合わせた手伝いをさせてみましょう。
(3)先回りで手助けをしすぎない
「失敗しないように」と親が先回りをして、手助けをしすぎないことが大切です。つまずいたときにどう対処するか解決方法を一緒に考え、根気強く見守り寄り添うことで、失敗を恐れない心を育てましょう。

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