■ウチのGIGAはココがスゴイ!
▽モデル校は作らない!
特定の学校をモデル校にするのではなく、どの学校でもGIGAしこちゅ〜を実践。市内の全小中学校が、日本教育工学協会から「学校情報化優良校」に認定されています。また、家庭やフリースクールなどと連携し、ICTを活用した個別最適化された学習を提供するなど、公平公正な学びに取り組んでいます。
▽紙も使う!
「紙に表現することの大切さ」をICT教育においても実践するため、児童・生徒が自身のタブレット端末から自由に印刷できる「学習系プリンター」を全国に先駆けて市内の全小中学校に整備。
「日本一の紙のまち」、「書道パフォーマンス甲子園の聖地」ならではの、アナログとデジタルのベストミックスを実現しました。
▽外の風を取り入れる!
愛媛大学や徳島大学と連携してプログラミング教室を開催。また、Google社と連携して全国の児童・生徒が参加するサミットに参加するなど、児童・生徒の可能性を広げています。加えて、企業などのバックアップの下、教職員のスキルアップ研修を実施。文部科学省のICT活用教育アドバイザー事業を活用するなど、産官学の連携により、外部の風を取り入れています。
▽“制限”ではなく“育む”!
各学級に「ICT係」を設置。オンライン配信の準備やICT機器の管理、破損を防ぐためのルールやネット社会の歩き方を考えるなど、児童・生徒が責任を持って、主体的かつ積極的にデジタル社会に参加するための能力を身に付ける「デジタル・シティズンシップ教育」を推進しています。「危険が潜んでいるから」と遠ざけたり制限したりするのではなく、デジタル機器の「善き」使い手を育みます。
▽地域に生かす!
デジタル人材の育成と児童・生徒らの郷土愛を醸成するため、「ジュニアICTリーダー」を各校2人選任。Google社の協力の下、デジタル機器の適切な活用や市の観光資源を題材に、人を引き付ける効果的なプレゼンテーション技術を学ぶなど、シビック・プライドを育みながら将来に役立つスキルを身に付けています。
▽interview
・三島南中学校 ジュニアICTリーダー
米本羽琉希(はるき)さん(3年)
ワークショップやグーグルサミットに参加し、地域の気候や伝統について発表しました。発表には、自分で撮影した動画や音を使い、私が感じたことが伝わりやすいように工夫しました。これからも地域の活動に参加し、その様子を多くの人と共有して、課題の解決に取り組みたいです。
・川之江小学校 主幹教諭
伊藤真澄 先生
首都圏の学校と交流するなど、ICTを使った学習活動により、児童も教員も学びの世界が広がっていると感じています。デジタル社会を生きる子どもたちに、今求められている資質・能力を育むため、さまざまな可能性を探りながら、個別最適な学びと協働的な学びの充実に努めます。
■WE ARE GIGAしこちゅ〜応援隊
▽子どもたちの成長にご期待ください
今の世は移り変わりが激しく、何が起こるか分からない時代と言われています。その時代に生きる子どもたちは、情報の真偽を見極め、今後世界で起こることを自身で予測する力を身に付ける必要があります。
私たちは、四国中央市の小中学生に配布されているタブレット端末やアプリを使って、その力を身に付ける支援をしています。
ぜひ成長していく子どもたちの姿を楽しみにしていただければと存じます。
Google for Education 市場開発部 顧客戦略部
上原玲 部長
▽全国の自治体の励みになります
市内の全小中学校でICTを活用した教育を実施する四国中央市が目指す、「これからの社会を生き抜く力の育成と、一人ひとりの子どもたちを主語にする学校教育の実現」は、学習指導要領が目指す姿でもあります。
各校で日常的にICTを活用し、新しい時代の教育を全ての子どもたちに届けようとする四国中央市の思いと取り組みは、四国そして全国の自治体の励みになるものです。
今後の取り組みの一層の充実と発展を期待します。
文部科学省 初等中等教育局 学校デジタル化 プロジェクトチーム リーダー
武藤久慶(ひさよし) 課長
▽教員や学校を巻き込む環境づくりの妙
ある辞書では、「妙」とは「奥深く味がある。きわめて巧みである」と説明されています。まさに市を挙げて取り組んできた結果だと思います。
四国中央市は、デジタル教科書を始め、多岐にわたるテーマの教員研修や情報共有の機会など、切磋琢磨する場が用意されています。行政と学校が一体となった取り組みは、他の追随を許しません。教員の資質向上は必ず子どもたちの育成に良い影響を与えます。これからもその取り組みから目が離せません。
放送大学 オンライン 教育センター長
中川一史(ひとし) 教授
■NEWS TART!
▽一人ひとりが主人公 四国中央市で最高の学びを!
これから本市は、現GIGAスクール構想を進化させた新たな構想「四国中央市ファインドユアドリームス(Find Your Dreams.)構想」に基づき、次のGIGAに向けて歩み始めます。ICTと教育データを活用し、一人ひとりに合ったきめ細やかで最適な学びを実施。誰もが主人公になれるような協働的な学びで「生きる力」を育みます。
将来、変化の激しい不確実性の時代が到来すると言われています。人口減少・少子高齢化の中、社会のあらゆるところにデジタル技術が用いられるため、その善き使い手、良き創り手の育成は急務です。また、国際競争が激化しグローバル化が進む中、それぞれの価値観を尊重しながら、自らの進む道を選択していく力が、子どもたちには求められます。
国内でも高く評価されている「GIGAしこちゅ~」は、子どもたちが自分の良さや可能性を認識しながら、多様な人々と協働し、さまざまな変化を乗り越え、持続可能な社会の創り手となり得るものです。これからも誰一人取り残すことなく、子どもたちが夢を実現し、豊かな人生を切り拓けるよう努めてまいります。
四国中央市 教育委員会
問い合わせ先:学校政策課
【電話】28・6136
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