■祇園まつりが開催されました
旧暦の正月にあたる2月10日(土)から2月13日(火)の4日間、八多喜地区の祇園神社で「祇園まつり」が開催されました。一年の無病息災を願うこのまつりは、新型コロナウイルスの影響で4年ぶりの開催となり、期間中は地元商工会などによって縁起物やうどんの販売が行われ、多くの人でにぎわいました。最終日である13日には藤縄神楽の奉納と餅まきがあり、粟津小学校の児童が見学に訪れて神楽を体験し、地域文化を学んでいました。
■笑って学ぶ男女共同参画
大洲市女性団体連絡協議会が女性の自主的活動や男女共同参画社会づくりの促進を図ろうと毎年開催している「男女共同参画社会づくりセミナー」が2月12日(月・祝)に総合福祉センターで開催されました。今回の講師は弁護士の仲岡しゅんさん。トランスジェンダーとしての実体験と多様性のある男女共同参画について、大阪育ちならではのユーモラスなトークを繰り広げ、会場の参加者は深くうなずき大きな笑い声を上げていました。
■若き剣士が鎬(しのぎ)を削る
第36回大洲市長杯争奪スポーツ少年団剣道大会を2月18日(日)に大洲市総合体育館で開催し、市内から集まった小学生剣士たちが熱戦を繰り広げました。高学年、低学年の部に分かれた団体戦と男女それぞれの高学年と低学年の部、男女1・2年生の部での個人戦を行い、剣士たちの気合の入った掛け声が会場内に響き渡っていました。
(団体優勝)
高学年(5~6年)の部…八多喜A
低学年(3~4年)の部…八多喜A
■JMATが被災地支援へ出発
令和6年能登半島地震の被災地での医療活動に当たるため、「愛媛県JMAT(日本医師会災害医療チーム)」の一員として2月19日(月)に市立大洲病院から職員が被災地へ向け出発しました。
今回派遣されたのは、有光英治(えいじ)医師、向井直基(なおき)・村上誠(まこと)看護師、大藤美樹(よしき)事務担当の4人で、主に二次避難者の体調管理などに従事することになります。4人は「被災者が置かれている医療環境は依然として厳しい。被災者に寄り添った活動を心がけたい」と語っていました。
■海洋ごみの現実を知ろう
瀬戸内海に存在するプラスチックごみの実態について知ってもらおうと、啓発ビデオの上映会を2月20日(火)に長浜ふれあい会館、翌21日(水)に総合福祉センターで開催しました。
上映されたビデオは瀬戸内海の沿岸に漂着したプラスチックごみを拾い続け、自身を「ごみバカ」と称する岩田功次(こうじ)さん(八幡浜市出身)の活動を追ったもので、参加者からは「こんなに多くのゴミが海岸に堆積していることを知り驚いた。小学生などにもぜひ見てほしい」との声が聞こえました。
■棚田保存会10年の歴史
樫谷棚田保存会(戒川地区)が発足し10周年を迎えたことを記念した写真展が、2月23日(金・祝)から25日(日)の3日間にわたってオズメッセで開催されました。農林水産省の「つなぐ棚田遺産」にも選定された樫谷の棚田を保存していくための活動のあゆみや、棚田の四季折々の風景を収めた写真に、訪れた人々はじっと見入っていました。また、併せて「棚田オーナー制度」に長年協力してくれた人への感謝状贈呈式も行われました。
■日本三大あらしの地が交流を深める
鹿児島県薩摩川内(さつませんだい)市の「川内川(せんだいがわ)あらし」、兵庫県豊岡市の「円山川(まるやまがわ)あらし」、そして大洲市の「肱川あらし」は日本三大あらしとして知られていますが、その自然現象である「川あらし」と和太鼓を通じて交流を深めようと、「龍(りゅう)・鬼(き)・薩(さつ)交流公演in大洲」が2月24日(土)に大洲市民会館で開催されました。
薩摩川内市の「薩摩川内おどり太鼓」、地元大洲の「大洲臥龍太鼓」、松野町の松野鬼城(きじょう)太鼓の3つの和太鼓チームが、それぞれの演奏を披露。迫力ある和太鼓の音に会場は熱気で包まれました。
また、翌日の25日(日)には旧白滝小学校を会場に、三大あらしの各関係者によるイベント「霧のフェスタ」を開催。会場には肱川の鮎で出汁(だし)をとった「鮎ラーメン」など地元団体による出店や、肱川あらし発生予報ナビゲーターとして活躍する「アラシガールズ」のライブなどが行われ、多くの人が詰めかけました。
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