農業者年金は、加入者が保険料を積み立てておき、運用益と合わせて老後に年金として受け取ることができる制度です。
これは確定拠出型といわれる方式で、若い世代が年配の世代を支える仕組みではなく、農業者が自身の将来のために積み立てるので、少子高齢化に左右されない安定した方式です。
80歳までの保証付きの終身年金です。
■加入資格
現在60歳未満の人で、年間60日以上農業に従事している国民年金第1号被保険者の人
■保険料
2万円から6万7千円の間で、加入しようとする人が千円単位で自由に決められます。また、加入後にいつでも保険料を見直すことができます。
一定の要件を満たす場合は1万円から保険料を決められたり、保険料の国庫補助を受けたりすることができます。
■年金の受け取り
積み立てた保険料と、年金基金が保険料を運用して得た利益を合わせて年金支給額が決まります。
年金は、次のような場合などに受け取ります。
〇老齢年金
65歳に達してから請求して受け取ります。
〇死亡一時金
80歳までに死亡したとき、80歳までに受け取れる予定であった老齢年金額を遺族が受け取ることができます。
積み立てた保険料は、その全額が社会保険料控除の対象ですので、確定申告により所得税・住民税が軽減され、また、受け取る年金は公的年金控除の対象です。
農業者年金の加入は、お近くの愛媛たいき農業協同組合窓口で手続きしてください。
問い合わせ先:農業委員会事務局
【電話】0893-24-1726
<この記事についてアンケートにご協力ください。>