■CREATOR’S FILE#30
堀口孝子(ほりぐち・たかこ)さん(82・新村) 色鉛筆画教室 講師
「上手く描くよりも楽しんでもらい、自分自身も楽しみたい」と教室の開催を生き甲斐と話す堀口さん。色には法則があり、塗る順番や色の選び方を勉強することで誰でもできるようになる。「基礎さえ分かれば、後は何枚も描くこと」。描いている時は、自分だけの世界で、想像を膨らませながら、表現できる。何もかも忘れて集中して取り組めるところが魅力の一つ。「完成した作品には話しかけます。好きだよとか最近の歌いいね、と思ったことを問いかけると気分が高揚します」。色を作るには、何色も塗り込む。何年続けても、色の出方などに驚いたり感動したりすることがあり、寝ている時に色の出し方をひらめくこともある。
生き方が変わった色鉛筆画を今後も続け、近々作品展を開催したいと意気込む。
■Museum of History and Folklore 歴史民俗資料館だより
開館:9時~17時15分
休館日:5(月)、13(火)、18(日)、19(月)、26(月)、29(木)
◆オキチモズク発生地
オキチモズクは、昭和13年に植物学者八木繁一(しげいち)氏が吉久地区で発見した淡水産ベニモズク科に属する藻類。お吉泉からオキチモズクと名付けられ、泉とその下流域は「オキチモズク発生地(昭和19年6月26日国天然記念物指定)」とされる。
藻体は紫紅色で、数多く分岐し長さは5cmから40cmにもなる。晩秋頃に発芽し、翌3月頃に胞子を生じて消滅するが、近年は発生が見られないことが多い。九州地方を中心に見られるが、四国では東温市のみで発生し、要因もはっきりと分かっていない。かつてはお吉泉だけではなく、吉久地区一帯で発生が見られたと言い伝えられている。
◆催し物・展示
▽常設展示「東温の歴史」
東温市の歩みを通史的に振り返る常設展示(第一展示室)は、出土遺物や文書資料のほか、「銭壺」「龍神社金幣」「安国寺古地図(複製資料)」など市指定文化財も展示しています。お気軽にお越しください。
▽ロビー展示「旅する道具」
「旅」をテーマに、大正〜昭和時代の関連資料を集めました。行李カバンやフィルムカメラ、旅行案内の冊子など、当時の「旅」の名残を留めた品々をご覧ください。
期間:2月28日(水)まで
場所:歴史民俗資料館ロビー
▽収蔵庫のご案内
くらしの道具、農業や山仕事の生業の道具、東温市域の歴史を語る資料を保存しており、見学も可能です。詳しくは歴史民俗資料館まで。
問合せ:【電話】964-0701
■Regional development 地域づくり通信
地域おこし協力隊の活動をご紹介します
▽カフェ×芸術の出合い
地域おこし協力隊の中村です!昨年11月17日~20日にカフェおひさん(横河原)にて、舞台芸術のチラシや公演写真を展示し、ゲストを招いて全4回行うトークイベント「とうおん芸術カフェ」を開催しました。たまたま訪れたお客さんには〝東温市の舞台芸術の存在”に触れる機会を、舞台芸術に関心を持つ方には〝過去の芸術記録”と〝カフェ”との出合いを、という願いを込めた企画でした。ご来場、ご観覧くださった皆様、ご協力いただいた皆様、誠にありがとうございました。第2弾の実施にもご期待ください。
■伝統をつなぐ Carry on the tradition
▽「辰」の絵馬が水天宮に奉納
水天宮で干支送りが行われました。毎年東温高校美術部の生徒が干支が描かれた絵馬を奉納します。今年の絵馬は「辰」。立体的に表現したいという思いから、鱗は一つひとつ描かれ、暗色で影を表現しています。
「2年生にとって大きなイベント。たくさんの人に見に来てほしい」と話しました。
■読書のススメ Letter from Library
今月は児童文学作家 芝 壽美(すみ)さんの新作本です
「スーパーのプリンセス」
著/佐和みずえ
主人公の大沢まことは高校中退のヤンキー。オカンが病気で倒れて、スーパーで働くことに。つぶれかけのスーパーを救うことができるか…!?
▽2月のおはなし会
図書館2階では、幼児対象のおはなし会を毎月3〜4回開催しています。
(1)2月8日(木)11時〜(対象0〜3歳)
(2)2月22日(木)11時〜(対象0〜3歳)
(3)2月10日(土)、24日(土)11時〜(対象なし)
場所:図書館本館2階
・蔵書点検のため3月7日(木)〜13日(水)の期間、長期休館します。休館中の返却は返却ボックスまでお願いします。
▽2月のかぼちゃん号(移動図書館)
問合せ:
・図書館本館(開館9時~19時/休館日29(木))
【電話】964-3414
・図書館分館(開館9時~17時15分/休館日11(日)、12(月)、18(日)、23(金)、29(木))
【電話】966-4721
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