■20周年を節目に、さらなる発展を目指す
前進未来への礎を築く
2004年9月21日に重信町、川内町が合併して誕生した「東温市」。ふるさとへの愛着心を高め、人口流出も食い止めたい。
◆全力 2期目の集大成
令和6年度の市政運営にあたって、公約として推進しております5つの政策の柱に基づき、基本方針を述べます。
▽1 市民の声を大切にするまちづくり
まちづくりの基本として、市民の声に耳を傾けることが重要と考えております。市の課題や市民ニーズを把握するため、タウンミーティングを実施し、その声を市政に活かします。
また、「第2次総合計画」及び「第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略」が令和7年度末に終期を迎えることから、令和6年度から次期総合計画・総合戦略の策定を進めます。策定にあたって、「市民アンケート」を実施いたします。
▽2 健康日本一のまちづくり
市民一人ひとりが主体的に健康への関心を高める取り組みとして、東温市医師会や東温市歯科医師会、愛媛大学医学部附属病院、愛媛医療センターなどの協力による「健康づくり講座」や「健康フォーラム」を引き続き開催します。
また、運転免許の返納数が年々増加する中、中山間地域では通院の負担や健康について相談する場が少ないという声がある一方、平野部では、医師の人手不足や高齢化による医療サービスの質の低下が懸念されています。
こうした課題に対応するため、「とうおん健康医療創生事業」の枠組みを活用し、遠隔医療システム等のデジタル技術を活用した「とうおんスマートヘルスケア創出事業」により、健康寿命の延伸を図ります。
▽3 災害に強い、安全安心のまちづくり
今般の能登半島地震を受け、「南海トラフ巨大地震」等の大規模災害に備え、防災資機材の整備を進めます。
さらに、大規模災害時の飲料水と生活用水を確保するため、40立方メートルの「飲料水兼用耐震性貯水槽」や「指定避難所空調設備」、「マンホールトイレシステム」を指定避難所3カ所に順次整備します。
また、自主防災組織に対して継続的な支援を行うとともに、地域防災のリーダーとなる防災士の育成を引き続き進めます。
▽4 持続可能な子育て支援や、障がい者福祉・高齢者福祉の充実したまちづくり
令和6年度から「子ども医療費助成事業」の対象年齢を高校卒業まで拡大するとともに、県との連携により、若年出産夫婦に対する補助事業を実施します。
また、妊娠時から出産・子育てまで一貫した「伴走型支援」により安心して出産、育児ができるよう相談支援の充実を図ります。
障がい者福祉は、令和6年度からスタートする「第7期障がい福祉計画」、「第3期障がい児福祉計画」に基づき支援の充実を図ります。
高齢者福祉も同様に「第9期高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画」に基づき、地域包括ケアシステムの深化・推進を図ります。
▽5 環境政策の推進による美しいまちづくり
「第2次東温市環境基本計画」に基づき、関係機関と連携しながら脱炭素社会の実現に向け取り組みます。
また、公共施設や橋梁の照明設備のLED化も継続して進め、消費電力の削減とCO2排出量抑制により環境負荷の低減を図ります。
ごみ収集事業においては、適正な分別収集と不法投棄への対策を進めます。
環境施策の推進は、重信川の上流をあずかる東温市として重要な施策の一つとして位置付けており、「美しい東温市のまちづくり」を進めるために、欠かせない取り組みと考えています。
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