■ヤングケアラーとは
本来大人が担うような家族のケアを日常的に行っている18歳未満の子どものことです。
令和3年度に県が行った実態調査では、「世話をしている家族がいる」と回答した子どもが小学5年生で16.7%、中学2年生で11.3%、高校2年生(全日制)で7.1%いることが分かりました。
■ヤングケアラーはこんな子どもたちです
・障害や病気のある家族に代わり、家事をしている
・家族の代わりに幼いきょうだいの世話をしている
・障害や病気のある家族の身の回りの世話や看病をしている
・家計を支えるために労働をしている
・日本語が第一言語ではない家族や障害のある家族のために通訳をしている
・アルコールやギャンブルなどの問題を抱える家族に対応しているほか
▽遊ぶ・部活動など自分の時間が確保できない
▽勉強の時間が確保できず授業や進路に影響
▽睡眠時間が確保できず、日中の生活や成長・発達に影響
他の家と比べることができないため、自分の置かれた状況が当たり前だと思っている。
ケアのために自分の健康や生活などに負担がかかっていると気付いていない。
■周囲の気付きが大切
ヤングケアラーに気付いたら優しく声を掛けてみてください。家庭の状況を知られたくないと思う人もいます。まずはその人の「大変さを心配している」という気持ちを伝え、丁寧に話を聞きましょう。
その中で気になることがあれば、本人とその家族の気持ちを尊重した上で、子育て推進課や身近にいる学校の先生、ケアマネジャー、病院のスタッフなどに相談してください。
問合せ:子育て推進課
【電話】62-1061
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