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大府からつなぐ 平和の笑顔(1)

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愛知県大府市

終戦から78年。
将来にわたり、戦争のない平和な社会を築くには、今を生きる私たち一人一人が、普段から平和について意識し、行動しなければなりません。
市は、平成22年に平和首長会議に加盟し、平成28年に平和都市宣言をするなど、平和に関する取り組みを積極的に推進してきました。
平成30年からは、中学2年生を平和大使として、戦争により大きな被害を受けた国内都市へ派遣し、現地で学び、感じたことを同世代の仲間らに広める「中学生平和大使派遣事業」を開始しました。
今回の特集では、平和大使の活動から、平和について考えます。

■平和大使に中学生16人を委嘱
6月17日、中学生平和大使の委嘱状交付式・事前勉強会を開催しました。公募で選ばれた市内在住の中学2年生16人を平和大使として委嘱。今年は、原爆が投下された広島と国内で唯一地上戦が行われた沖縄の2カ所に、それぞれ8人を派遣しました。

◆派遣前に聞いてみたみんなが考える平和とは
○守り続けるもの
平和とは、今もこの先の未来でも、守り続けていかなければならないものだと思います。そのために、私たちにできることは、戦争を忘れないこと。私がみんなを代表して、現地でしっかり学び、帰ってきてたくさんのことを伝えたいです。
大府北中学校 渡邊颯さん

○争いの対義語
私は、「争い」の対義語が「平和」だと思います。争いは悲劇しか生みませんが、平和は幸せや平等を生みます。誰でも暮らしやすく、争いのない生活を過ごしていくために、当時のことをしっかりと学びたいです。
愛知中学校 関戸美舟さん

○人々の生活を豊かにする
平和とは、人々の生活を豊かにし、これからも守り続けなければいけないものだと思います。広島に行って、当時の人たちがどのような暮らしをしていたのか、そして、どのぐらい大変だったのかなどを学びたいです。
大府中学校 藤田実和さん

○平和を知りたい
これまで、平和な世の中で生活をしてきたので、平和とは何なのか正直よく理解していません。なので、実際に地上戦が行われていた沖縄に行って、当時の様子を知り、平和についての理解を深めたいです。
大府中学校 髙山瑛さん

○当たり前であってほしい
平和は、いつの時代でも当たり前であるべきだと思います。しかし、実際は現在でも平和とは真逆の戦争が、世界では起こっています。広島に行って、深く戦争のことを知ることができるよう、多くのことを学んできます。
大府中学校 西川実寿さん

○いつ壊れてもおかしくないもの
平和であることは、決して当たり前ではなく、苦しい思いをした方々がいるからこそあるものだと思います。なので、戦争という恐ろしい歴史を現地で学び、今の日本が平和であるありがたさを感じたいです。
大府南中学校 佐藤和咲さん

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