■新たな学校づくり推進計画の策定を進めています
学校規模の標準は、法令上は小学校・中学校ともに「12学級以上18学級以下」とされていますが、近い将来、小牧市では学校規模の標準を下回る学校(以下「小規模校」)が増える見込みです。
令和15年度の推計では、小学校では三ツ渕、篠岡、小木、桃ヶ丘、陶、光ヶ丘、大城の7校が、中学校では篠岡、北里、桃陵、小牧西、光ヶ丘の5校が小規模校となる見込みです。
小規模校には「きめ細かな指導がしやすい」「人間関係が深まりやすい」「個別の活動の機会を与えやすい」などの利点がある一方、次のような課題もみられます。
◆学校運営上の課題
クラス替えが困難、切磋琢磨する機会の減少、部活動の種類が限定される
多様な指導形態がとりにくい、教員の減少に伴うさまざまな弊害
◆児童生徒への影響
人間関係の固定化、社会性やコミュニケーション能力が身につきにくい
進学先の大きな集団への適応に困難をきたす可能性がある
▽小牧市が目指す教育
学校は社会の縮図と言われており、性別、国籍、個性など多様な他者、多様な価値観の中で、思考力や社会性、人間関係などを形成する力を育む場でもあります。
子どもたちに豊かな学びを保障するためには、子どもたちがさまざまな見方や考え方、価値観、文化などの多様性に触れる機会が重要です。そして、多様性に触れ、人間関係の固定化を防ぐためには、適正な学校規模を維持していく必要があると考えています。
次号では、小牧市の地区別の課題についてお知らせします。
詳しくはこちら(本紙3ページの二次元コードをご参照ください。)
問合先:教育総務課
【電話】76-1164
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