市民レポーターの皆さんが、市内のさまざまな場所に出かけて、市民ならではの視点から小牧の魅力や身近な話題について取材した様子を、毎月紹介していくコーナーです!
■REPORT 236
◆「新しい仲間募集中!」 高校生も大学生もボランティアに参加しませんか!
小学校、中学校に通っている頃は、学校を通じてさまざまなボランティア活動や地域貢献活動に参加する機会がありますが、高校生以上になるとボランティアや地域活動の情報に触れる機会が少なくなるという話を聞きました。今回は小牧市社会福祉協議会に所属する『ココボラ』について社会福祉協議会地域福祉課ボランティアセンターの森健一郎さんとココボラの皆さんに話を聞いてきました。
平成元年に中学校単位で「ジュニア奉仕団」が結成され、募金活動や地区を流れる川・小牧山などのごみ拾い、地域の清掃活動を行ってきました。中学校を卒業してもボランティア活動が続けられる環境を整備できないかと、ジュニア奉仕団の卒団生を中心に平成25年に結成されたのが、「ココボラ」です。地域の身近な存在[ここに]、心と心が繋がりたい[こころに]、[こまきっこ]というコンセプトから「ココボラ」と名付けられました。
平成29年には社会福祉協議会の登録ボランティアの仲間入りも果たしています。
現在、16歳から25歳までの36人がココボラに登録し、さまざまな活動を行っています。今年の4月には11人が新たに加わる予定です。
▽どんな活動をしているの
社会福祉協議会のフォローを受けながら、自分たちでボランティア活動を企画したり、社協だよりの中に掲載される「ココボラだより」を制作したり、各種交流会などに参加し、他のボランティアや市民活動団体との交流や協働も積極的に行っています。また、福祉展では自らが企画してブースを出展しています。
そして、地域で開催されるイベントのお手伝いや高齢者、障がい者施設での活動など幅広く活動をしています。
令和5年度には33件のボランティア活動を行い、延べ97人のメンバーが参加しました。
▽仲間を増やしたい
今年度代表を務める徳盛優輝子さんと浦田莉々花さんは「活動の中で、子どもたちの笑顔が見られることがとてもうれしい」と話してくれました。
ОBとして活動をサポートする富板晃洋さんや廣瀬純怜さんは「高校生がボランティアをするというニーズはたくさんあると思うし、活動は大きな経験になる。コロナで活動中止になることが多かったが、まだまだできることがあると思う」と、力強く語り、たくさんの人たちの参加を呼び掛けています。
今年度からは定例会も再開され、ココボラの活動がさらにパワーアップすることを期待しています。
◆編集後記 ヤンメイ
高校生になると、自分から積極的に関わろうとしないと地域との関わりがめっきり減りますね。
若い力が小牧を支えていく、それが受け継がれていく…。心強いですね。
◇今回の取材先
ココボラ
事務局:小牧5-407 小牧市社会福祉協議会ボランティアセンター内
【電話】77-0636(直)
営業時間:午前8時30分~午後5時15分
休業日:土・日・祝日、年末年始
※詳しくはお問い合わせください。
■REPORT 237
◆初快挙! クラリネットアンサンブルで全国大会へ
結成から30年を迎えるルロウブラスオルケスター。結成当時、練習場所を探して毎回、転々としていたことからルロウ(流浪)ブラスオルケスター(ドイツ語で吹奏楽団)と名付けたそうです。今回、ルロウブラスオルケスターのクラリネット担当の4人が、県大会、東海大会で優秀な成績を収め、見事、第47回全日本アンサンブルコンテストに出場しました。皆さんに話を聞いてきました。
昨年、9月も終わりに近づく頃、アンサンブルコンテストに出場しようと決めた4人。出場を決めるのが遅かったこともあり、楽曲選びも早々に練習を開始しました。ルロウブラスオルケスターの練習が週に1、2回あり、それとは別に平日の夜、自分たちで練習会場を探して、予約して、仕事が終わってから集まり練習をする日々が続きました。途中「指が動かない」、「何をしたらよいのか分からず不安になった」、「自分たちで録音して聴いて修正をして…」と、苦労もたくさんあったようです。
▽全国大会へ…
今年1月の県大会では金賞を獲得し、東海大会への切符を手に入れ、2月には東海大会で金賞を受賞し、全国大会への出場権を獲得しました。4人とも全国大会は初めての出場で、ルロウブラスオルケスターの仲間たちはとても驚いていたと笑いながら話します。
全国大会では惜しくも銅賞に終わり「悔いが残る演奏だった」と納得がいったとは言えない様子でしたが「やはり全国はレベルが高く、自分たちの未熟さを感じたが、自分たちの足りないモノを探して次に向かって、また練習に励みたい」と、前向きでストレートな感想にまだまだスキルアップしていく強い力を感じさせます。次回のチャレンジに話が及ぶと「めちゃくちゃ練習したので、一旦休憩ですね」、「燃え尽きたぁ」、「1カ月くらいクラリネットから離れたいくらい練習したけど、4人での練習は楽しかった」と話しますが、「次回は納得いく演奏をしたい」と、リベンジもありそうです。
▽これからもずっと
「クラリネットの魅力は木のあたたかい音や人によって音色が違うこと」と、話すのは前田さん。他の皆もうなずきます。
これからもできる限りクラリネットを楽しんで演奏していきたいと話します。
▽定期演奏会に向けて
4人とも中学や高校時代に吹奏楽部で活躍した後、ルロウブラスオルケスターに入団しました。
入団の決め手になったのは「コンクールに出場しているから」との理由。
「演奏が好きであり、真剣に練習して大会に出ることが楽しい」と話します。
楽団は、毎年コンクールに出場し、東海大会の常連楽団ですが、今回、メンバーの4人が楽団として初の全国大会出場となりました。
今年、ルロウブラスオルケスターは愛知県芸術劇場コンサートホールで第30回定期演奏会を開催します。現在は4人とも定期演奏会に向けて、練習に励んでいます。
◆第30回定期演奏会
日にち:6月16日(日)
開場:12:45
開演:13:30
場所:愛知県芸術劇場コンサートホール
チケット:
・前売り500円
・当日 800円
詳しくは、ホームページ
◆編集後記 みくる
音楽って音を楽しむってことですよね。4人がコンクールや演奏のことを楽しそうに話してくれて、私も楽しくなりました。定期演奏会、頑張ってください!
◇今回の取材先
ルロウブラスオルケスター
「団員募集中」
※ホームページ(本紙15ページの二次元コードをご参照ください。)
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