市民レポーターの皆さんが、市内のさまざまな場所に出かけて、市民ならではの視点から小牧の魅力や身近な話題について取材した様子を、毎月紹介していくコーナーです!
■REPORT 238
◆子どもたちを地域のみんなで育てよう
「小牧市ファミリー・サポート・センター」(以下、ファミサポ)をご存じでしょうか。ラピオの33階、子育て世代包括支援センター内にあり、育児に関して援助を受ける、提供するなどの相互援助活動を行う有償ボランティアを運営しています。ファミサポを担当する大塚さん(右、本紙18ページ)と飯田さんに話を聞いてきました。
ファミサポは国が設立した制度で、全国の多くの市町村が運営しています。小牧市では平成14年10月から始まりました。
子育てのお手伝いをして欲しい人(依頼会員)と、お手伝いをしたい人(援助会員)が会員として登録し、お互いに助け合う有償のボランティア活動で、そのマッチングや連絡、調整をするのが、ファミサポの役割です。
▽援助会員になるには
現在は依頼会員の数に対して援助会員の数が不足しています。時間に余裕があって「お手伝いしてみようかな」「興味がある」という人に対し、年4回、講習会が開かれます。話を聞いて「やってみよう!」「できる」と思えば、登録して、援助の話がくるのを待ちます。
活動していく上で、事前に依頼者との打合せや必要な保険への加入、ファミサポ担当者からのアドバイスなどがあるので安心です。
市内在住で20歳以上の健康な方なら、資格や経験は問わないそうです。
「空いた時間を利用して、できる時に、子育てを応援していただけたら。無理に依頼することは絶対ありません」と大塚さんは話します。
▽子どもを一人にしない
ファミリー・サポートは『子どもを1人にしない、子どもの安全を守るため』のお手伝いです。
依頼内容で多いのは保育園や幼稚園、児童クラブへの送迎や親が帰宅するまでの一時預かりなどです。
講習会とは別に、勉強会、交流会など会員同士の関わりもあります。
地域の子育てを一緒にしていけるよう、援助会員に登録してみませんか。
▽依頼会員さんも登録を
子育てのお手伝いをしてほしい人は依頼会員として登録してみませんか。
子どもが同伴できない病院や兄弟の学校行事、仕事などで困っていることは、まず相談してみてください。
ファミサポでは、必ず、大人から大人へ安全に子どもを引き渡すなど、援助会員、依頼会員の双方が安心して利活用できるルールがあり、子どもを大切にした対応がされています。
※詳しくは本紙18ページまたはPDF版をご覧ください。
◆編集後記 まめうさ
もっと気軽に会員になる方が増えたら、沢山のお手伝いが出来るようになり、多くの親御さんの悩みを解決でき、子育てもしやすくなります。自分の空き時間もそんな風に使えたら良いなぁと思いました。
◇今回の取材先
小牧市ファミリー・サポート・センター
住所:小牧3・555 ラピオ3階 子育て世代包括支援センター内
電話:74・4755
開館時間:午前9時30分〜午後4時30分
休館日:毎月第3火曜日およびその前日の月曜日。
ただし、月曜日が祝日の場合は開館し、その翌々日の水曜日休館。年末年始
■REPORT 239
◆新たな事業で地元に恩返しを!
最近、にぎわいを見せている三ツ渕に子どもから大人まで楽しめるすてきな空間があるのをご存知でしょうか。昨年7月にプレオープンした尾張地区初のブルーベリー観光農園「ブルーベリーパーク小牧」がいよいよ全面オープン!
ひと足先に訪問し、責任者の方に話を聞いてきました。
「ここまで来られたのも、地域の方のおかげですから」と笑顔で話すのは市内でタイヤ関係の事業を45年余営む観光農園責任者。構想10年、実際は4年ほど前から「地元に恩返しを!」と動き出し、協力者を得て、遊休地を活用し尾張地区初のブルーベリーの観光農園を立ち上げました。
敷地面積は約9、000平方メートル。敷地内にはカフェ、ハーブ園、BBQ場、ミニアスレチック場を併設し、現在、RVパーク開設に向け準備中です。
広い園内にはたくさんの鉢が綺麗に並べられています。小さな苗から育てたブルーベリーが今や約1、000本以上あり、品種も約60種あるそうです。時間無制限で食べ放題(ブルーベリー狩りは予約制)なので、いろいろな品種を食べ比べるのも楽しそう。100g500円と格安で持ち帰りもできます(自分で収穫)。
園内はベビーカーや車いすの方も余裕を持って動けるように通路を広くしたり、歩きやすく汚れないように防草シートを敷き詰めたりと、安心して楽しめる工夫もいっぱいです。
▽豊富なメニューも魅力
敷地の中央に建つ「テラスカフェMitsubuchi」はログハウス風のあたたかな雰囲気が魅力です。「Mitsubuchi」の名前も地元への思いが垣間見えます。
陽当たりの良いテラスから見える庭園の花や緑が美しく、とても静か。のんびり本を読んだり、ゆっくりおしゃべりしたりと好きな時間を過ごせそうです。
カフェではプレートランチやコーヒー、紅茶、デザートなどメニューも豊富。
おすすめはミックスベリーのスムージー(700円)。フレッシュなブルーベリーの酸味と完熟ならではの甘味が最高です。
▽家族連れにも最適!
ミニアスレチック広場にはタイヤ関係の事業者らしく、タイヤを使ったベンチや遊具がたくさん。
子どもたちは、いつもとちょっと違った遊びが楽しめます。BBQやカフェで一日中くつろげそうです。
シーズン中はキャンピングカーの展示やレンタルも行う予定。プレキャンプの場としても最適。「みなさんの声を聞いて地域の方の交流の場としてもっと進化していきたい」と語ります。
地元愛たっぷりのすてきな観光農園。この先の発展も楽しみです。
※詳しくは本紙19ページまたはPDF版をご覧ください。
◆編集後記 にゃびっと
一歩入ると別世界に来たような雰囲気を体験できる「ブルーベリーパーク小牧」。
モーニングからランチ、デザートまで楽しめます。この夏、友人を誘って行きたくなるスポットが1つ増えました。
◇今回の取材先
ブルーベリーパーク小牧
住所:三ツ渕字新田前 2252-1
電話:080-8809-9695
観光農園営業期間:6月~8月末頃まで
営業時間:午前10時~午後5時
休業日:月曜、金曜
※オフシーズンのカフェの休業日は、毎週月曜日、第1、3火曜日
※国道41号・間々本町交差点を西、西之島交差点を右斜めに入る。高速道路高架をくぐり、三ツ渕北保育園前交差点を西へ進む。
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