コミュニティ・スクール 地域学校協働本部
コミュニティ・スクールとは、「学校運営協議会」を設置している学校のことです。学校運営協議会は、学校(区)ごとに地域住民や保護者、学校の先生などが委員となり、学校(区)のこどもたちをどのように育てるのか、そのためになにができるのかという目標やビジョンを持ち、学校と地域が一体となって取り組む組織です。
岩倉市では、地域・家庭・学校が連携して、未来を担うこどもたちのために「地域とともにある学校」を目指します。
岩倉市では、一昨年度から小学校区ごとに行われた「未来寄合」に、学校関係者が参加して地域の人材や課題を知ることをきっかけとして、全ての小中学校にコミュニティ・スクールを導入する計画を立てました。
令和6年度から岩倉中学校区の下記の4つの学校でコミュニティ・スクールが発足しています。
・岩倉中学校
・岩倉北小学校
・岩倉南小学校
・五条川小学校
■学校運営協議会ではこんなことを話し合っています!
「校長が示す学校の方針について、どう思う?」
「授業に地域の人が加わると、手厚い支援が可能になるはず!」
「授業や学校行事で、地域の人に支援や参加をお願いしたいことを洗い出してみよう。」
「こどもたちに郷土学習をさせたいけど、誰か詳しい人はいないかな。」
令和7年度からは南部中学校区の下記の3つの学校でコミュニティ・スクールを導入する予定となっており、現在準備を進めているところです。これで岩倉市の全ての小中学校でコミュニティ・スクールが発足することになります。
学校を核として、地域の大人とこどもが学び合う地域コミュニティの活性化を進めていきます。
・南部中学校
・岩倉東小学校
・曽野小学校
■地域学校協働活動ってなに?
例えば今はこんなことをしています!
・運動場・校舎周辺の除草作業
・授業の支援(家庭科等)
地域学校協働活動とは、地域全体でこどもたちの学びや成長を支えるとともに、「学校を核とした地域づくり」を目指して、学校と地域が相互にパートナーとして連携・協働して行うさまざまな活動です。
次の時代を担うこどもたちに対して、どのような資質を育むのかという目標やビジョンを共有して、取り組んでいきます。
◆インタビュー
地域連携コーディネーターは地域学校協働本部に所属し、地域側の総合窓口として、学校支援等の地域活動の調整やボランティアの確保を担っています。
岩倉市では令和6年度からコミュニティ・スクールが発足している4つの学校にそれぞれ地域連携コーディネーターが配置されています。岩倉北小学校の地域連携コーディネーターの江原さんと栗木さんに話を聞きました。
▽江原さん
「私は自分自身も岩倉北小学校出身で、今も校区に住んでいるという縁で、地域連携コーディネーターを引き受けました。この事業は今年度から始まったため、まずは何から始めようかと話し合い、夏休みに入ったタイミングで「グリーンボランティア」(学校の除草作業)を始めました。1回目は少なかった参加者も、2回目3回目と回を重ねるごとに増えました。保護者や卒業生の参加もあり、嬉しかったですね。
地域学校協働活動はとにかく「続けていく」ということが大事です。まずは初年度1年間活動してみて、出てきた課題や反省などを次の年に活かして、新たな活動をどんどんやっていきたいですね。」
▽栗木さん
「地域学校協働活動は、まだ始まったばかりなので認知度が低く、地域の人への周知の仕方が課題になっています。活動をしていることが広まれば参加してくれる人はもっといると思います。行う活動の全てに参加できなくても自分の都合のいい時だけでいいので、気軽に参加してもらいたいですね。たくさんの人に関わってもらうということが大切だからです。
近頃は、地域の結びつきがどんどん希薄になっていると感じます。地域学校協働活動が盛り上がることで、地域の結びつきもまた深いものになっていけばいいですね。地域と学校で協力してこどもたちにプラスになることを考えていきたいです。」
◆地域学校協働活動に参加しませんか?
地域学校協働本部では、岩倉市のこどもたちのために、ボランティア活動をしてくれる人を募集しています。こどもたちの成長を見守りながら、知識や経験を活かしてみませんか?
協力していただける人は、各学校または地域連携コーディネーターにご連絡ください。
問合先:
岩倉中学校【電話】37-1208
岩倉北小学校【電話】37-1221
岩倉南小学校【電話】66-1008
五条川小学校【電話】66-3125
※詳しくは、本紙をご覧ください。
問合先:
コミュニティ・スクールに関すること…学校教育課学校教育グループ【電話】38-5818
地域学校協働本部に関すること…生涯学習課生涯学習グループ【電話】38-5819
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