◆春分の日、春分日、国民の祝日
・市長 石黒 直樹
3月の国民の祝日は春分の日。「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」とされています。春分の日と聞いて気持ちを新たにする方や心がほっこりする方もいらっしゃるでしょう。また春分の日は、1年のうちで昼と夜の長さがほぼ同じになる日として知られており、3月20日か3月21日のいずれかになります。
国民の祝日は年間16日あって、国民の祝日に関する法律(昭和23年法律第178号)第1条で「自由と平和を求めてやまない日本国民は、美しい風習を育てつつ、よりよき社会、より豊かな生活を築きあげるために、ここに国民こぞって祝い、感謝し、又は記念する日を定め、これを「国民の祝日」と名づける。」としています。
しかしながら、春分の日と秋分の日は、他の国民の祝日とは異なり法律で具体的に月日が明記されておらず、それぞれ「春分日」、「秋分日」と定められています。春分の日と秋分の日だけは、国立天文台が、毎年2月に翌年の春分の日、秋分の日を官報で公表して、初めて翌年の春分の日と秋分の日の日にちが確定します。
ちなみに、令和6年(2024年)の「春分の日」は3月20日、「秋分の日」は9月22日。令和7年(2025年)の「春分の日」は3月20日、「秋分の日」は9月23日となります。
春分は二十四節気(にじゅうしせっき)の一つ。夏至や冬至、秋分、立秋も季節を表す言葉で1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けたもの。私たちは季節の移ろいの中で暮らしていますが、二十四節気はまさに現代にも通じる暮らしの知恵ですね。
3月20日、春分の日。自然に触れ、春の訪れを感じてみませんか?
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