■東浦町では10月を骨折予防月間としています
◇町内65歳以上の方入院費用総額 第1位「骨折」
転倒をきっかけとして骨折し、そのまま寝たきりに…という話をよく聞きませんか?寝たきりになる要因として恐れられている「骨折」。この骨折のリスクをなんとか減らし、皆さんの不安を少しでも解消したい!そんな思いから、転ばないカラダづくりと骨折しない丈夫な骨づくりの2本柱を中心に地域全体で取り組んでいます。
■骨折予防プロジェクトは「転ばないカラダづくり」と「丈夫な骨づくり」の2本柱!
◇転ばないカラダづくり!のためにもりもり筋活
加齢や運動不足によって「転倒リスク」は50代、60代ごろから確実に高まっています。適切な食事と適度な運動が骨を強くし、体を支える筋肉を強くします。
◇骨折しない丈夫な骨づくり!のためにこつこつ骨活
若者世代の皆さん。「自分はまだ若いから大丈夫」と思っていませんか?人生の中で1番盛んに骨が作られるのが成長期です。この時期にいかに質の良い骨を作るか、骨量を増やすかが骨折予防のポイントです。
■教えて!Dr.うらっシュ [今回のテーマ]骨折予防×運動
骨折予防のためには、運動、食事、睡眠、日光浴、ホルモンなどが重要です。その中でも、今回は「骨折予防×運動」をテーマにお伝えします。骨折の原因となる骨粗しょう症は50歳前後から顕著になり、70歳以降は寝たきりの原因となる骨折の発生率が急速に高まります。特に女性は注意が必要です。骨折のリスクを十分に理解し、日々の生活の中で予防に努められるよう、一緒に勉強しましょう。
■教えて!Dr.うらっシュ 運動で骨粗しょう症を予防
◇骨量が低下して骨粗しょう症になると…?
骨の強さの指標のひとつである骨量(骨密度)は、20~30歳代でピークになり、その後、加齢とともに減少します。骨量が低下して骨粗しょう症になると「大腿骨頸部骨折(太ももの骨が折れる)」や「椎ついたい体骨折(背骨が折れる、つぶれる)」など、死亡リスクを高める骨折が起こりやすくなるため注意が必要です。
◇効果的な運動習慣を身に着けよう!
骨は私たちの体の中で毎日壊され、毎日作り変えられるという代謝を生涯繰り返しています。骨を作る細胞は、物理的な刺激が加わると活性化するので、ジョギングやウォーキング、体操やストレッチなど効果的な運動習慣を身につけ、骨粗しょう症と骨折を予防していきましょう!
◇骨を強くする運動の例
・ウォーキング
・ジョギング
・エアロビクス
・体操
・ストレッチ
(注)ご自身の体の状態に合わせて無理なく行いましょう。また、骨粗しょう症の治療中の方や膝に痛みのある方は、運動を開始する前に医師に相談してください。
スポーツの秋。運動のきっかけに町の講座に行ってみよう!P.9~10へ
○ひがしうらの健康守り人 Dr.うらっシュ 水野 正明先生
名古屋大学医学部附属病院 先端医療開発部 部長
緒川で暮らしています。全世代を対象にした健康づくりを推し進め、国の政策のひとつである健康寿命の延伸に取り組んでいます。専門は脳神経外科です。
問い合わせ:
ふくし課【電話】内線129
保健センター【電話】83-9677
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