◆今月の農産物 米
米はイネの果実(種子)です。春に小さな苗を育てて、水田に植え、実りの秋に収穫します。武豊町でも主に南部の地域で栽培が盛んで、田園風景が広がっていますね。
米は日本をはじめ世界人口の約半数近くが主食としています。日本人が食べている米は、主にジャポニカ米と言われ、粒が短く丸みがあり粘り気のある米です。更にジャポニカ米の中でも、デンプンの種類によっては「うるち米」と「もち米」の2種類に大きく分けられ、普段私たちが食べている米は「うるち米」、おもちや赤飯となる米が「もち米」です。米は栽培する土地の気候に合うものやそれぞれの地域の食生活に溶け込みやすいなど様々な理由で世界各国で新しい品種が作られています。また、食生活の変化や健康への高い関心から、古代から栽培されていた「古代米」なども近年注目されています。日本人一人あたりの年間消費量は昭和37年をピークに年々減ってきており、近年では一人あたりの年間消費量はピーク時の約半分と言われています。(1日あたり茶碗1杯~2杯程度)。
戦後、多様な食文化が根付いてきましたが、昔から私たち日本人の食生活に欠かせないお米も忘れずに消費し、日本の食文化を後世に引き継ぎましょう。
▽米農家 髙木一好(たかぎかずよし)さん
私は、南部地区でお米を耕作しています。40代で脱サラし、11年前から農業を始めました。今では、100反(東京ドーム約2個分)近く耕作しています。耕作している品種は、「コシヒカリ」「ミルキークイーン」「あいちのかおり(もち米)」で「小さい子供から、高齢の方まで安心安全に」をモットーに、日本の主食を担っていることに責任と誇りを持って、工夫しながら育てています。武豊グリーンセンターや味の蔵たけとよ、ジョイフルファーム鵜の池、げんきの郷へ出荷しています。また、冬は米麹をげんきの郷へ出荷しています。
土鍋で炊くと、ふっくらもっちり、香りよく炊き上がると良く言います。ぜひ皆さん一度武豊町産のお米を土鍋で炊いて味わってみてください。
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