歴史民俗資料館の学芸員・田中が町にまつわる歴史や文化等を紹介するコーナーです。
◆山車彫刻(だしちょうこく)を見てみよう
夜、外を歩いていたら笛や太鼓の音が聞こえてきました。もうすぐ春のお祭りです。
武豊町には11輌(りょう)の山車があります。愛知県の山車は、名古屋型・犬山型・知多型という三種類あり、武豊町の山車は知多型になります。今回は知多型の特徴でもある、随所に施されている彫刻に注目していきます。知多型の山車は名古屋型の山車に比べ、多くの彫刻で飾られています。「七福神」「神話」「中国史」等様々な題材の彫刻がありますが、私のお気に入りの彫刻は、「力神(りきじん)」です。前山部分の壇箱や持送り部分に飾られ、盛り上がった筋肉と睨みを効かせた顔で山車を支えています。小さな体で、大きな山車を支えている姿を見ていると、だんだん可愛く見えてきませんか?頑張っている「力神」をみなさん探してみてください!
それぞれの山車に歴史と地域の人の思いが込められており、まったく同じ山車はありません。「力神」がいない山車もあります。
自分のお気に入りの山車彫刻を探してみてください。
問合せ:歴史民俗資料館
【電話】73-4100
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