▽良好な生活環境の創出について
問:公害苦情件数の実績値429件の内容はどのようなものか。
答:公害として、土壌汚染が1件、水質汚濁が5件、苦情として、雑草の繁茂が196件、屋外燃焼行為が32件、樹木の越境などが114件、悪臭が18件、騒音が26件などである。
要望:主要施策の成果報告書に記載する公害苦情件数について、公害と苦情の件数を分けて表記してほしい。
▽都市公園等の整備推進について
問:フラワーパーク江南のII期エリアが開園したが、バーベキュー場の利用者は少なく、I期エリアのようなにぎわいがなく、草が生い茂るなど管理が行き届いていないと感じるが、市として何か働きかけはできないのか。
答:市としてバーベキュー場を含めた2.期エリアである「ふるさとの森」のにぎわいが創出できるよう、国に対して維持管理面も含めて要望していく。
▽市民の足の確保について
問:いこまいCARは、通院目的で平日の午前中に利用が集中し、運行の逼迫(ひっぱく)が懸念されるとあるが、午前中にどれくらい集中しているのか。
答:タクシー事業者からは午前中の医療機関での受診にいこまいCARを利用される方が多いことから、予約が取りにくい状況であると聞いている。
問:予約に比較的余裕のある午後に利用を誘導したいとのことであるが、何か対応は考えているのか。
答:現在検討しているところである。
▽交通結節点整備事業(布袋駅東地区)について
問:事業進捗(しんちょく)状況として用地取得は残り何件で、今後どのように進めていくのか。
答:残る用地は5件で、令和6年度に3件、7年度に2件の用地取得を進める予定としている。
▽空家等対策推進事業について
問:取り組みにおける課題として、管理不全の空き家に対する措置に多くの時間を要しているとあるが、どのような事に時間を要しているのか。
答:管理不全の空き家への対応については、所有者を特定し、空き家の適切な管理をお願いしているが、相続登記が適切になされていない空き家も多く、それに伴い相続人が多数存在する場合もあり、所有者などの特定に多くの時間を要している。
▽高齢者の生きがいづくりの促進について
問:老人クラブの会員数は減少傾向にあるものの、地域の集まりの場が増えているとの評価だが、どのような場が増えているのか。
答:社会福祉協議会に委託して進めている生活支援体制整備事業が機能しており、地域のサロン活動の場が、令和5年度に2カ所増えて32カ所となり、高齢者の社会参加の場が少しずつ増えている。
▽障害者の日常生活及び社会生活への支援について
問:グループホームなどの施設整備への支援には、どのようなものがあるのか。
答:施設整備や改修に対する国・県の補助金の他に、市単独の補助金がある。補助率は国が3分の2、県が3分の1で、補助対象外の経費に対する上乗せとして市は県の2分の1の額を補助している。
▽特定健康診査・特定保健指導事業について
問:特定健康診査受診率が目標値より低い状況であるが、受診率を向上させる取り組みを行っているのか。
答:未受診者に対して受診勧奨を行っており、対象者の普段からの医療機関受診の有無や、特定健康診査の受診履歴などを分析し、その方の特性に合わせて受診につながる文面となるよう、分類して通知を送付することで、勧奨効果を高める工夫を行っている。
要望:受診勧奨通知と併せて、受診率向上につながる新たな取り組みも検討してほしい。
▽保育料等について
問:不納欠損の対象者数と金額および不納欠損とする理由は何か。
答:保育料は10人で28万6620円、延長保育料は5人で1万9500円を不納欠損としている。理由は、市税なども滞納し、支払い能力がないと判断したものなどである。
▽学童保育支援員補助人材派遣業務委託事業について
問:令和5年度、令和6年度の派遣人数は何人工(にんく)分か。また、その効果はどうであったか。
答:令和5年度は5人工、令和6年度は12人工。派遣により、令和5年度は布袋小学校の音楽室と古知野西学童保育所の分室を、令和6年度は加えて、古知野北学童保育所の3部屋目を開所することもでき、待機児童を減らすことができた。
▽予防接種事業について
問:風しん追加的対策は平成31年度から実施されているが、令和5年度までの抗体検査実施者と予防接種実施者の人数は何人か。
答:抗体検査実施者数が5155人、予防接種実施者数が1215人である。
要望:風しんは、妊娠初期の妊婦が感染すると、胎児の目や耳、心臓に障害が起きることがあり、風しん追加的対策の対象者で未実施の方へは勧奨を継続してほしい。
▽子どもを育成する環境の充実について
問:不登校の児童・生徒数の割合がかなり増加しているが、要因についてどのように分析しているのか。
答:学校の調査により、家庭の問題、生活リズム、友人関係などが要因と分析している。また、新たな対策として、校内教育支援センターを、令和4年度は古知野東小学校、令和5年度は宮田小学校、令和6年度は門弟山小学校に開設した。毎日3~4人ほど、多いときは8人ほどの児童が通室し、一定の成果があったものと考えている。
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