田原市・昆山市友好都市提携30周年記念特集 つなぐつながる国際交流

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■中国江蘇省昆山市との交流
田原市は、海外に4つの姉妹・友好都市を持っています。
昆山市とは友好都市提携を結んで、令和5(2023)年5月に30年を迎えました。
これまで、お互いの市民が相互に行き来して交流の歴史を重ねてきました。コロナ禍には昆山市からマスクの寄贈の支援をいただきました。また、絵画を通じた文化交流など直接会うことができない中でも、さまざまな形でつながりを続けてきました。

■田原市と昆山市
・友好都市提携調印日：平成5(1993)年5月14日
・平成5(1993)年に旧赤羽根町と友好都市提携を締結。平成17(2005)年10月に更新制だった交流形態を永年制に改めるため、再び友好都市提携の調印を行いました。

■昆山市ってこんなところ
位置：中華人民共和国江蘇省にあり、上海から北西50キロにある都市。
距離：日本から飛行機で約2時間、上海虹橋空港から車で40分
時差：マイナス1時間(日本が朝9時の時、昆山市は朝8時)
人口：約330万人

大都市の上海・蘇州に近く、多数の外国企業が立地し、人口も増加傾向にあります。昆山市は、中国の105大都市のひとつで、19年連続で「中国100強県レベル」都市のトップにいます。2004年には中国国内で「最も魅力のある都市10選」に選ばれました。また、「中国第一の水郷」と呼ばれる周荘古鎮(しゅうそうこちん)は、都会的な景色とは全く違った世界を楽しむことのできる水郷として人気があります。
そして、昆山市は中国伝統劇「昆曲」の発祥の地。昆曲はオペラのようにお芝居と音楽と舞踊が融合した演劇で、14世紀ごろから演じられている歴史の長い伝統劇です。「百劇(ひゃくげき)の祖(そ)」として知られ、ユネスコの世界無形遺産に指定されました。昆曲の歌、舞踊は、京劇をはじめとする中国の多くの舞台芸術の形成と発展に大きな影響を与えています。
田原市とはこれまで、農業研修生受入、スポーツ交流、看護師研修生受入、踊りチームの昆山市国際芸術節派遣、中学生交流事業などが行われてきました。

■友好都市提携30周年記念交流事業
▼ミニ中国祭
令和5年10月29日(日)に田原市民まつりのステージで「ミニ中国祭」を開催しました。中国の舞踊、合唱など華やかな衣装や子どもたちのかわいらしい踊り、また、お面が瞬時に変わる中国伝統芸能の変面が披露され、多くの観客を魅了しました。

▼記念給食　中国の日
1月30日(火)に、中国の学校給食メニューに親しんでもらおうと、市内小中学校・保育園の給食に中国のメニューが登場しました。メニューのひとつ「トマトと卵のスープ」は、昆山市でも子どもたちが好きなメニューです。そして、デザートの「桃まんじゅう」は、中国伝統のおやつです。中国では、桃は縁起の良いものとされ、そのカタチに不老不死や健康などへの願いを込めたおめでたいおまんじゅうとして、誕生日などのお祝いの時に食べます。

○中国の給食『昆山市の職員に聞きました!』
昆山市の小中学校では、子どもたちは学校にある食堂に集まって食べます。朝食のある学校もあります。
主食は白飯や麺のほか、「花巻(ホワジュアン)」と呼ばれる具なしの肉まんの生地を蒸したパンのような料理を、朝食では粥(かゆ)や漬物に添えて食べます。人気メニューは、「トマトと卵炒め」「骨付き肉の甘酢煮」「骨付き豚肉の揚げ物」「麻婆豆腐」などです。
昆山市外事事務所　楊忠義さん

○当日のメニュー

国際交流は、異文化への理解を深めたり、さまざまな価値観に触れることができるだけでなく、私たちが住んでいる日本や田原市の良さを再認識するきっかけにもなります。大切なのは「交流したい」という気持ち!多様な人や文化との出会いが、あなたのやりたいことを見つけるきっかけや夢につながっていくかもしれません。

問い合わせ：広報秘書課
【電話】22-0138