貴重なご意見ありがとうございました
昨年の10月から11月に市内6会場でC・S(市民満足度)地区ミーティングを実施し、市長を始め、市の幹部が皆さんから市政に対する意見や要望を伺いました。なお、掲載している内容は一部の意見で、要約してあります。他の意見は市ホームページに掲載しています。
※掲載している写真の発言者と掲載内容は関係ありません。
いただいた意見の内訳
■まちづくり
Q.公衆トイレの設備が古く、異臭がする。また、薄暗いため犯罪の温床になることから改修をしてほしい。具体的には尾城公園のトイレで、利用者が多い割に小さい。
A.市内には、市が管理する公園が48か所あり、全ての公園に公衆トイレが設置されている。この中には、建設後30年以上経過したトイレもあり、老朽化しているトイレから改修を行い、手洗いや便器などの設備については、破損や故障した場合に修繕を行っている。また、トイレの清掃は、シルバー人材センターに委託し、週3回から4回実施している。もし、異臭やうす暗い場所などの具体的な案件があれば、現地を確認するので連絡をお願いしたい。
尾城公園のトイレも平成2〜3年頃に建築された切り株のようなデザインのもので、ご指摘のあった通り少し手狭であることも承知している。先にもお伝えした通り、老朽化している順に工事を行う方針の中で、県からの補助を受けることが前提であり、また財政部局と当初予算や実施計画を立てながら、改修を進めていく。なるべく早い時期に尾城公園も改修していきたいと考えているので、もうしばらくお待ちいただきたい。
■防災・防犯
Q.市のホームページに、災害発生時の一時待機所として民間企業の施設が掲載されている。その施設が営業時間外で駐車場の入り口がチェーンなどで施錠がされている場合、有事の際に本当に利用できるのか。
A.一時待機所は、地震などの災害時に最優先で命を守るため、一時的に避難をしてもらう場所となっている。市では、公共施設のほか、民間企業とも覚書(おぼえがき)を締結し、場所を指定している。営業時間外の対応については、基本的には命を最優先に考えて行動してもらい、チェーンなどの障害物は乗り越えて避難していただきたい。
また、質問は自家用車での避難を想定した場合だと思うが、地震などの有事の際は、原則徒歩で避難していただきたい。自家用車で避難してしまうと交通渋滞や交通事故はもちろん、電柱1本倒れただけで避難することができなくなってしまう。そういった事態を回避するために避難の際には原則徒歩でお願いしたい。
■道路・下水道
Q.救急車や消防車などの緊急車両が入れない住宅街がある。また、放置された空き家の敷地から庭木などがはみ出しているところもある。整備などの対策を考えてほしい。
A.市内には、緊急自動車の通行が困難な幅員4m未満の狭あい道路が多くある。狭あい道路の拡幅には、道路に面する地権者から、道路後退用地の提供に協力してもらう必要があり、家屋の建て替えなどに合わせ、協力が得られるよう狭あい道路整備促進事業の制度を設けている。この制度は、道路後退用地を市に寄付してもらえる場合、用地測量、分筆登記、所有権移転登記にかかる費用を市が負担し、また門や塀などの撤去に要する費用について、10万円を限度に補助金を交付し、地権者の負担を軽減するものとなっている。今後も狭あい道路の解消に向けて様々な取り組みをしていく。
空き家対策については、碧南市空家等対策計画に基づき、空き家の解消に取り組んでいる。管理不全の空き家の所有者に対し適正管理の促進を図るとともに、空き家等除却費補助制度活用による除却促進、空き家総合相談窓口と碧南市空き家バンクの紹介による、発生抑制及び利活用に努めていく。
■環境・衛生
Q.ネットを被せずにゴミ出しをする人などもいて、収集場所の家が、カラスによるゴミ散乱で迷惑している。夜間収集などの対策を考えてほしい。
A.まずは、カラス除けネットに「ゴミ袋はネットに入れて出してください」などの注意喚起のラミネートを作成してお渡しする。
夜間収集については、ごみの収集に要する経費が現行の収集方法の3倍以上ともいわれており、カラス対策には有効とは思うが、費用があまりにも余分にかかってしまう点が大きな課題であるため、切り替えることは難しい。いずれにしても、困っている収集場所があれば環境課まで教えていただきたい。
■文化・教育
Q.昔のように日焼けで真っ黒になって遊ぶ子どもが減っているように感じており、学校の水泳の授業について、現状をお聞きしたい。
A.ここ数年の猛暑でプールが温泉のようになってしまい、水中での熱中症により溺れる危険性がある。こういった事態を避けるために、最近は水泳の授業をかなり減らしている。市としては、水泳の授業は重要だと認識しており、今後も継続する方針で、教育課程にもあるため、今後水泳の授業を廃止するようなことは検討していない。以前のような気温になれば回数を戻す可能性はあるが、今後も児童の安全を最優先し、水温を考慮した上で実施する方針。
■福祉・子育て
Q.高齢者の住み良い街づくりのための取り組みを教えてほしい。
A.高齢者が住み慣れた地域で生活し続けることが理想だと考え、そのためには、健康が第一である。
市では、高齢者の外出を促進し、健康保持できるよう入浴施設の無料券の配付や60歳以上の人が利用できる筋トレルーム60の運営、無料の市内循環バスの運行などの支援をしている。
■そのほか
Q.引っ越してくる方が町内会へ入ってもらえない。町内会加入の働きかけを市はどのように行っているか。
A.町内会加入率について、10年程前から減少傾向にあり、喫緊の課題である。市では、転入届の収受に併せ、その地区の代表幹事の連絡先を記載した町内会加入のチラシを配布している。今後も引き続き加入率を上げる工夫を、市民の皆さんと共に検討していきたい。
問合せ:経営企画課広報統計係
【電話】95-9867
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