■歴史探訪…遺跡(いせき)
新年がくると心機一転、新しい事を始めたくなったり、知りたくなったりする時期ですね。
町内にも様々な文化財がありますが、意外と知られていないのが町内の「遺跡」です。
遺跡とは、遺構(いこう)と遺物(いぶつ)が確認されている場所です。
遺構とは住居跡(じゅうきょあと)、貝塚(かいづか)、古墳(こふん)、窯跡(かまあと)、城跡(しろあと)などの過去の人類が土地に残した痕跡(こんせき)を呼び、遺物とは石器や土器などの過去の人類が残したものを呼びます。
本町には、現在120か所の遺跡が確認されています。120番目が、名鉄知多奥田駅近くの「谷南遺跡」です。
奥田地区には、「奥田石畑製塩遺跡」と「海道田遺跡」などがあり、「奥田石畑製塩遺跡」では、古墳時代から平安時代まで製塩土器で濃縮した海水を煮沸する製法で塩が作られており、「海道田遺跡」では、たくさんの布目瓦(表面に布の圧痕がある瓦)が出土したことから、かつては奥田廃寺と呼ばれ、奈良時代頃の寺院跡と考えられています。
参考文献:愛知 美浜町MAP
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