■佐渡金銀山清掃ボランティア活動を実施しました
「佐渡島(さど)の金山」の構成資産である鶴子銀山(大滝間歩周辺)で10月14日(土)に清掃ボランティア活動を実施しました。佐渡金銀山世界遺産登録推進県民会議会員の皆さまを中心に、市内外から27人の方々に参加いただき、作業終了後は、鶴子銀山についての説明会を行いました。
参加者からは、「遺跡をきれいにすることができてよかった」、「普段見学することができないところを見学でき、理解が深まった」などの声が寄せられました。
◇鶴子銀山とは
鶴子銀山は、越後の商人であった外山茂右衛門(とやまもうえもん)が天文11(1542)年に発見したとされる佐渡を代表する鉱山の一つです。文禄4(1595)年には、石見の山師により、当時の最先端技術であった坑道掘りの技術を取り入れました。また、そのほぼ同時期に「灰吹法(はいふきほう)」と呼ばれる製錬技術によって、銀の産出量が飛躍的に増大し、「鶴子千軒」と呼ばれる繁栄期を迎えました。
こうした技術の導入によって、慶長6(1601)年には相川金銀山の道遊の割戸などで大規模な開発が始まり、佐渡はゴールドラッシュの時代を迎えました。鶴子銀山は、後の相川金銀山の開発につながる重要な銀山で、現在も銀鉱石を採掘した痕跡や代官屋敷跡などの遺跡が残っています。
問合せ:世界遺産推進課
【電話】63-5136
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