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自治体の皆さまへ

令和4年12月の大雪災害を踏まえ、関係機関と連携し冬季に向けた対策を図っています。

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新潟県佐渡市

昨年12月の大雪災害は、12月18日から19日にかけてと23日から24日にかけての大雪(湿雪)が短期間に2回発生したことにより大きな被害となりました。
特に倒木・倒竹の被害が多く発生し、交通障害や長期間の停電など市民生活に大きな影響を与えました。
昨年の大雪災害で見えてきた課題に対して市、関係機関の対策や市民の皆さまへのお願いについてまとめました。

■課題(1) インフラへの被害防止
◇主な課題
・倒木・倒竹が送電線に接触したり、それにより断線したことが停電の原因となった。
・倒木・倒竹が道路を塞いだことで除雪作業が遅れ、また、停電の復旧作業に支障をきたした。
・倒木、倒竹は民有地に係るものが多く、所有者の適正な管理が問題。

◇市の対策
・国、県の森林整備事業を活用した支障木等の伐採の実施。(令和5年度~)
・民有地の森林・竹林の適正管理の周知の強化。(令和5年度~)
・冬季前の道路パトロールの強化および支障木の伐採の実施。(令和5年度~)

◇電気事業者の対策
・電気事業者による支障木伐採(令和5年度~)
・災害時における応援派遣体制の強化(令和5年度)
・非常災害対策訓練の実施(令和5年度)

◇市民の皆さまへのお願い
・自己所有地の森林・竹林の適正な管理。

■課題(2) 市民への情報発信
◇課題
・長期停電による通信インフラの障害が発生し、市からの情報が届かない地区が発生した。
・通信手段が途絶えた場合など、地域コミュニティでの協力(共助)による情報共有が必要。
・複数の情報ツール(防災ラジオ・市民メール・SNS・HP・広報車など)を使っての情報発信が必要。

◇市の対策
・携帯電話基地局が電源喪失した場合、通信事業者の復旧活動の支援。(令和5年)
・モデル地区での地区避難所を拠点とした情報伝達、物資の支援などの実証実験。(令和5年度)
・拠点となる地区避難所の電源確保として電気自動車(EV)の派遣。(令和5年)
・LINEの拡張機能を使った防災情報発信の構築(令和5年度)
・災害情報が取得できる佐渡市メール、SNSの登録の推進(令和5年度)

◇通信事業者の対策
・携帯電話基地局の電源喪失に備え復旧機材(発電機など)の配備体制の構築。(令和5年度)
・災害時における応援派遣体制の強化。(令和5年度)

◇市民の皆さまへのお願い
・地域コミュニティによる情報共有を図るための自主防災組織や集落(共助)での体制作り。
・自主防災組織において地区防災計画の作成。
・複数の情報ツール(市民メール・SNSなど)への登録

■課題(3) 関係機関との情報共有
◇主な課題
・関係機関と個々に情報共有を図っていたが、全体で情報共有を図る場がなかった。
・防災計画において長期停電の想定がなく、電力事業者や通信事業者などとの全体の情報共有が不足していた。

◇市の対策
・災害対策本部において関係機関(電力、通信事業者含む)からのリエゾン(※)派遣の受入れ。(令和5年度)
・地域防災計画の見直し。(令和5年度)

◇関係機関の対策
・災害対策本部へのリエゾン(※)派遣体制の構築。(令和5年度)
※リエゾンとは、災害対策本部への連絡要員このとです。

■災害に備えましょう
市民一人ひとりが災害に備えることが大切になります。
特に冬季の停電時には、暖房器具の多くが電気を使用するものとなるため、電気を使用しない防寒対策が必要になりますので準備しておきましょう。
また、3日間から1週間分程度の食料や飲料水を備えておくようにしましょう。

■佐渡市メール・SNSにご登録ください
スマートフォンや携帯電話で、災害に関する市からの緊急情報などを受信できますので、登録をお願いします。
また、公式LINEがリニューアルしました!最寄りの避難所を簡単ルート検索できるようになりました。
詳しくは8〜9ページをご覧ください。

◇佐渡市メール配信中
空メールを送信
※本紙二次元コードをご覧ください。

◇SNSで情報発信中
・X(旧Twitter)
・Facebook
・LINE
※本紙二次元コードをご覧ください。

問合せ:防災課防災安全係
【電話】63-3125

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