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~住み慣れた地域で共に~ 新しい価値が生まれる「マルチワーク」という働き方

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新潟県妙高市

人口減少と事業所の担い手不足を解消するために今年6月に発足した特定地域づくり事業協同組合「妙高はねうま複業協同組合」についてご紹介します。

■国の新しい制度を活用した協同組合がスタート
地域にある季節によって忙しさが違う複数の事業所の仕事を組み合わせ、年間を通じて仕事に携わることができるマルチワーク(複業)という新しい働き方の場ができました。それが、6月にスタートした、特定地域づくり事業協同組合「妙高はねうま複業協同組合」です。
市は、国が定める制度に基づき財政支援をしています。

■組合職員の働き方
組合は、都市部からの移住者を正規職員として雇用し、その季節に応じて人手を必要としている事業所に職員を派遣します。職員によって派遣先は異なりますが、例えば年間で、このような働き方をしています。
1月2月3月:冬の宿泊業
4月5月6月:お米づくり
7月8月9月:林業
10月11月12月:酒造り

事業所にとっては繁忙期の人手不足を解消し、働く側にとっては季節ごとに仕事を変える多様な働き方ができることから、互いのミスマッチを防ぐことができます。

組合には、市内の11事業所が加盟しています。また、組合の事業所に派遣される職員として、市外からの移住者3人が雇用され、季節に応じた複数の事業所で仕事を始めています。職員は、妙高の自然の中で、「自分らしい新しい働き方をしてみたい」と都市部などからきた若者です。

■職員にインタビュー
~職員として働いている3人に、妙高に来てから感じたことを聞きました~

○塚田 萌衣(つかだ めい)さん
日本百名山の「妙高山」を毎日見られて、壮大な自然が身近に感じられる妙高市で仕事ができる事は幸せです。

○金杉 沙良(かなすぎ さら)さん
慣れない環境の中、どこへ行っても地域のかたがたが温かく迎え入れてくださり穏やかな毎日を過ごせています。

○高橋 雄大(たかはし ゆうだい)さん
空気がよく自然に囲まれた環境は騒々しくなく子育てにも適していると感じました。どこから来たかは関係なく皆さん優しく接してくださいます。

この取組は、単純な仕事のマッチングだけでなく、市内のさまざまな事業所や地域と関わることで、新たな移住・定住策になることが期待されています。

問合せ:地域共生課 地域協働推進係
【電話】74-0063

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