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【特集】妙高で出会える鳥たち

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新潟県妙高市

~身近な自然には多種多様な鳥が生息~

日本には、およそ600種類以上の鳥がいます。そのうち、妙高市では、100種類近くの鳥を観察することができます。遠くに出かけなくても、身近にたくさんの野鳥が生息しています。今回の特集では、妙高で出会える鳥たちの姿を紹介します。

■メジロ(漂鳥)
全長約11.5cm。全国の丘陵から山地に生息しています。スズメよりも小さく、緑黄色の鳥で目の周りに白い輪があります。サクラやツバキなど花が咲いたころ、蜜を吸いにきている姿がよく見られます。

■鳥の分類
鳥には、繁殖のため春から夏にかけて日本を訪れる「夏鳥(なつどり)」、越冬のため秋から冬にかけて日本を訪れる「冬鳥(ふゆどり)」、季節により日本国内を移動をしたり、山地と平地を移動したりする「漂鳥(ひょうちょう)」、季節による移動をせず同じ地域に生息する「留鳥(りゅうちょう)」、春と秋に日本を通過する途中に立ち寄る「旅鳥(たびどり)」などの分類があります。
鳥は、季節により見られる種類が異なりますが、春先は多くの種類の鳥と出会うことができるため、バードウォッチングにお勧めの時期です。

■市の鳥オオルリ
本紙表紙の写真は、市の鳥オオルリです。全長16・5センチメートル。九州から北海道に夏鳥として飛来し、丘陵や山地の森林に生息します。瑠璃色をした姿と、さえずりがとても美しい鳥です。

■冬鳥
○ジョウビタキ
全長約14cm。平野部から山地に生息します。雄と雌で体の色は違いますが、どちらにも翼に大きな白斑があります。

■夏鳥
○キビタキ
全長約13.5cm。平野部から山地に生息します。4月下旬から5月上旬の渡りの季節には市街地の公園でもさえずりや姿をみることができます。

■留鳥
○カワセミ
全長約17cm。平地から山地の水辺に生息しています。体色はコバルト色と橙色で、クチバシが大きな美しい鳥です。「水辺の宝石」と讃えられています。

○ホオジロ
全長約16.5cm。顔は雄が白と黒、雌が白と褐色の縞模様です。

○ヤマガラ
全長約14cm。オレンジ色の体とクリーム色の頬が特徴です。

○アカゲラ
全長約24cm。黒色・白色・赤色の模様をした中型のキツツキです。

■留鳥(山岳)
○クマタカ
全長約72~83cm。翼の幅が広い大型のタカです。山地の生態系の頂点に君臨しているため「森の王者」とも言われています。

○ホシガラス
全長約35cm。体色は黒褐色で、白い斑点がたくさんあるカラスの仲間です。

○ライチョウ
全長約37cm。国の特別天然記念物に指定されていて、火打山に30羽程度確認されています。

■漂鳥
○オシドリ
全長約45cm。北海道、本州、九州の渓流や湖沼に生息しています。美しさで知られる中型のカモで、特に雄の羽色は美しく、橙赤色、クリーム色、暗緑色、白色などで複雑な模様があります。

■番外編 トキの目撃も!!
○トキ(迷鳥)
平成29年と令和5年に佐渡から飛来したトキが妙高市で目撃されています。国の特別天然記念物に指定されていて、全長約75cm。全身が淡い桃紅色をしています。
※迷鳥…本来は生息・分布していない地域において迷って来たかのようにみられる鳥

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