自然豊かなラムサール条約湿地の佐潟では、昆虫たちがたくさん暮らしています。今号は佐潟で暮らす昆虫たちを紹介します。昆虫たちが活発になる季節に佐潟へ昆虫観察にお出かけしませんか。
■佐潟で出会える昆虫たち
佐潟には、ここでは紹介しきれない昆虫たちがたくさんいます。佐潟でたくさんの昆虫たちに出会えるといいですね。
・コフキコガネ
背中に毛が生えているのが特徴で、それが粉をふいているように見えることから名前がついた。
・コフキトンボ
胸部、腹部に粉をまとっていることからこの名前がついた。シオカラトンボと見た目が似ている。
・アカホシゴマダラ
ユーラシア大陸からの特定外来種。近年新潟県でも分布拡大。
・アブラゼミ
夏に現れるセミのなかでも代表的な種類。さまざまな種類の樹木で見ることができる。
・ベニシジミ
赤褐色の羽が美しい。春と夏で模様に変化がある。
・キムネクマバチ
大きな羽音をたて、ホバリングするため怖がられるが、性格は温厚。藤の花が好物。
・ハラビロカマキリ
腹部が横に広がっていて、他のカマキリより、ずんぐりした体型が特徴。
・アオバハゴロモ
体全体は淡い緑色をしており、ピンクの縁取りがある。
・チョウセンカマキリ
オオカマキリとよく似ている。前脚の付け根が鮮やかなオレンジ色をしている。
・セスジイトトンボ
淡青色(オス)、黄緑色(メス)で黒色の模様がある。水草の多い池沼や流れの緩やかな川で見られる。
・ベッコウハゴロモ
幅の広い羽を持つことから蛾の仲間に思われがちだが、カメムシに近い種類。
・ギンヤンマ
全ての昆虫の中で最速で飛ぶ。
・チョウトンボ
ひらひらと蝶のように飛ぶトンボ。鮮やかな羽がとてもきれい。
・アオスジアゲハ
羽に鮮やかな青いすじがある。飛ぶのがとても速い。
掲載の昆虫写真の一部は、「昆虫はかせネットワーク」から提供していただきました。
■佐潟で暮らす昆虫の世界をのぞいてみよう! 佐潟昆虫観察会
佐潟に暮らす昆虫たちを昆虫はかせネットワーク鈴木誠治先生と一緒に「見つけて」「触って」「観察」しよう。
観察した昆虫たちは、佐潟に帰してあげましょう。
7月14日(日)午前9時~11時(荒天中止)
集合場所:佐潟水鳥・湿地センター
対象:小学生以上先着20人(小学3年生以下は保護者1人同伴)
持ち物:野外で活動できる服装(長そで・長ズボン)、帽子、飲み物、タオル、筆記用具、虫捕りあみ・虫かご(貸出可)
申し込み:19日(水)から電話または直接同館
※佐潟ホームページ、佐潟公式X(旧Twitter)の二次元コードは本紙をご参照ください。
■昆虫観察の服装
・帽子
帽子は、屋外での昆虫観察に限らず熱中症やけがの防止にも効果的です。蜂対策として、白色や水色などの淡い色がおすすめです。
・長袖・長ズボン
野山には蚊やブユ、蜂などの虫や、とげのある植物、漆など肌かぶれの原因になる植物があります。夏でも肌を露出しないようにしましよう。タオルもお忘れなく。
・飲み物
熱中症対策に水分を必ず持参してください。一度にたくさん飲むのではなく、こまめな水分補給が効果的です。
・靴
靴は履きなれたもので汚れてもよい靴を履きましょう。また、動きやすく滑りにくい靴がおすすめです。
問い合わせ:佐潟水鳥・湿地センター
【電話】025-264-3050
※月曜休館(祝日の場合は翌日)
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