■2月は『高齢者見守り月間』です できることから行動を!地域の力で高齢者虐待を防ごう
令和4年度は、村上市で高齢者虐待に関する相談通報件数が、過去最多となりました。殴る、たたくといった身体的虐待に加えて、怒鳴る、無視するといった心理的虐待も同時に発生するケースが増加しています。
虐待が発生する要因として、もともと家族関係が悪かった家庭において、介護が重なったことで介護者にストレスや疲れが生じたことや、認知症による意思疎通の難しさなどが挙げられています。また、適切な介助方法が分からず、高齢者のためを思ってとった行動が「不適切な対応」として虐待につながることもあります。
高齢者虐待は、虐待をしてしまった側も受けた側もその自覚が無い場合があり、誰にでも起こり得る身近な問題になっています。皆さんの周りにも、相談できずに悩んでいる人がいるかもしれません。
地域の皆さんの見守りや何気ない声掛けも、虐待防止につながります。高齢者や介護者も安心して暮らせる地域を目指して、一緒に取り組んでいきましょう。
※令和4年度の相談・通報件数のうち36件が虐待として認められました
※虐待件数36件のうち、内訳が重複している虐待があります
▽こんなサインは要注意!
高齢者からのサイン:
・不自然な傷やあざがある
・何かにおびえた様子があるなど
介護者などからのサイン:
・疲れている、思い悩んでいる様子がある
・怒鳴り声や大きな物音が聞こえるなど
問い合わせ:介護高齢課地域包括支援センター
【電話】75-8937
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