80歳までに3人に1人が発症するという帯状疱疹。50歳をすぎると発症率が高くなると言われています。
町では、帯状疱疹の発症及び重症化を予防し、後遺症による苦痛の軽減を図るため、任意で帯状疱疹ワクチン予防接種を受けた方に、その費用の一部を助成する制度を令和6年度から開始します。
なお、帯状疱疹ワクチンは予防接種法に定められた法定接種ではなく「任意接種」です。
◇帯状疱疹ワクチン予防接種費用助成の内容
◇接種を受けられる医療機関
令和6年4月1日現在、加茂市および田上町で帯状疱疹ワクチン予防接種を受けられる医療機関は次のとおりです。接種の予約、ワクチンの種類、接種費用などは、直接医療機関にご確認ください。
※印のある医療機関は、かかりつけの方又は主治医が許可した場合のみ対応します。
◆帯状疱疹QandA
Q.帯状疱疹とはどんな病気?
帯状疱疹は、水痘帯状疱疹ウイルスに初感染(いわゆる『水ぼうそう』)後、生涯にわたって神経に潜伏感染しているウイルスが、加齢、疲労、免疫抑制状態などの宿主の免疫力低下によって再活性化して起こる病態です。
主な症状は、ウイルスが感染した神経が支配する領域のとう痛(痛み)と皮膚病変(水疱形成)です。
合併症として、皮膚病変(水疱形成)が治癒した後にとう痛(痛み)が残存し、数カ月から数年間持続する「帯状疱疹後神経痛」等があります。
(厚生労働省ホームページより)
子どもの頃に水ぼうそうにかかった方は、自らの身体の中にウイルスを保有しています。帯状疱疹はインフルエンザなどの感染症と違い、外から感染するのではなく、既に体内にいるウイルスにより発症する病気です。
Q.帯状疱疹にかかったらどうすればいいの?
帯状疱疹は、できるだけ早く医療機関にかかり治療することが重要です。
じっとしていても痛みが続いたり、原因の分からない痛みが体の片側に起こり、そこに発疹が出たりするようであれば帯状疱疹が疑われます。できるだけ早く、医療機関を受診しましょう。
帯状疱疹の治療は、ウイルスの増殖を防ぐ抗ウイルス薬や痛み止め、塗り薬が使われます。
Q.帯状疱疹にかからないためにはどうすればいいの?
帯状疱疹の発症には、加齢や疲労、免疫抑制状態などの免疫力の低下が関係していることが知られています。
日頃から十分な休息を取りながら免疫機能の維持を心がけ、免疫機能を低下させる疲労やストレスのない規則正しい生活と適度な運動を心掛けるようにしましょう。
また、予防接種を受けることにより、免疫の強化を図ることができます。
問合せ:役場保健福祉課 保健係
【電話】57-6112
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