■豪雨災害からの復旧・防災への取り組み
◇豪雨災害からの復旧
村に甚大な被害をもたらした令和4年8月豪雨からの災害復旧事業に取り組むため、農地農業用施設災害復旧事業費に2,150万円、林業施設災害復旧費に500万円、公共土木施設災害復旧費に1,530万円を計上。一刻も早い復旧を目指します。
◇災害に強い村づくり
ハザードマップ作成事業に700万円を計上。令和4年8月豪雨を踏まえ、荒川支流の中小河川区域を対象としたものを作成します。あわせて、水防計画の改定のため210万円を計上しています。
防災啓発事業に270万円を計上。災害時のささえあいマップの作成や、防災フォーラムを行い、平時からの防災意識の育成に取り組みます。また、災害ささえあいセンター事業に670万円を計上し、災害時に備えた住民同士のささえあい活動を支援します。
■脱炭素社会の推進
◇再生可能エネルギーの活用
村の施設に太陽光発電設備を設置するなど、再生可能エネルギーを活用して脱炭素事業を推進するため、事業を行う「せきかわふるさとエネルギー株式会社」への補助金として7億1,456万円を計上。この補助金は、国の脱炭素先行地域に選定されているため、全額国から交付されるものです。
◇電力の自給自足設備の整備と防災力の強化
役場と周辺の公共施設を結ぶ電力の自営線と蓄電池の整備のため、8,580万円を計上。災害時には再生可能エネルギーを活用して発電した電力を施設間で融通するため、停電を防ぐことができます。この事業は2か年度にまたがる事業のため、完成は令和7年度末になる予定です。
◇公共施設の省エネルギー化
役場や村民会館などの公共施設の照明や空調を省エネルギー化するための事業費として、2億1,183万円を計上。使用する電気の量を減らすことで二酸化炭素の排出量を削減します。
■住みよい暮らしづくりのために
◇安心安全な暮らしの確保
村上市へ委託している常備消防運営委託に2億3,798万円を計上し、火災や救急搬送等に対応します。また、消防団に携帯電話会社の電波を利用する無線機であるIP無線機を導入するため600万円を計上。従来の無線機では通信の難しかった山間部での活動を可能とします。
道路橋りょうの維持補修は、工事費として1億4,450万円を計上。国からの補助金を活用した鮖谷橋の補修工事を行うほか、老朽化の程度や安全性を考慮して工事を行います。
除雪関係の費用としては、消雪パイプの工事費に3,900万円、除雪経費に1億3,503万円、雪下ろし命綱固定アンカー設置費用助成に30万円、雪下ろし助成事業へ242万円を計上。冬季の安心安全を確保します。
◇地域生活の充実
コミュニティ組織運営や地域での高齢者福祉事業への補助金として450万円、集落センターの施設改修やゴミステーションの更新への補助金に126万円を計上しています。
また、村民の生活環境の向上と地域経済活性化を促進するため、個人住宅等を村内の施工業者によってリフォームする事業への助成に1,000万円を計上しています。
◇交通の確保
路線バスの運行費補助金に3,280万円、デマンド交通システムのための地域公共交通活性化協議会補助金に804万円を計上。公共交通機関を確保します。米坂線の早期復旧については、JRに対し強く要望を続けます。
◇生活環境衛生の確保
ごみ収集委託に4,800万円、村上市へのごみ処理場運営費委託に5,573万円を計上。そのほか、村上市の旧ごみ処理場の解体経費の村負担分として2,697万円を計上しています。
汚水処理では、村上市へのし尿処理運営費委託に2,124万円、合併処理浄化槽設置補助金に480万円、下水道事業会計補助金に3億1,500万円を計上し、住民の衛生環境を確保します。
また、簡易水道事業会計補助金に7,000万円を計上し、安心安全な飲料水を供給します。
◇関川村70周年事業の実施
令和6年度は関川村が発足して70周年を迎えます。400万円を計上し、演劇公演を計画しています。また、大したもん蛇まつりの際にも記念事業を行うために、大したもん蛇まつり実行委員会への補助金として前年度より130万円増額した740万円を計上しています。
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