■糖尿病を食事で予防しましょう
坂町病院 管理栄養士 齋藤有紀
糖尿病は身近な病気のひとつです。
健康診断や人間ドックで「血糖が高めです」とか「HbA1c(ヘモグロビン・エー・ワン・シー)が高めです」と言われたことがある方も多いのではないでしょうか。
血糖は血糖値のことです。糖尿病の指標として使われます。
HbA1c(ヘモグロビン・エー・ワン・シー)は糖尿病の指標のひとつで、過去2か月の血糖値を反映します。
糖尿病の予防には、食事の自己管理が大切です。
食べ過ぎない、お酒を飲みすぎないことはもちろんですが、食事を食べた時に血糖値が上がりすぎない食べ方を心がけてください。
◇1日3食、なるべく均等に食べましょう。
朝食を抜いたり、昼食を軽くすませて夕食にまとめて食べるようなことは、食後の高血糖を招くことになるので、避けましょう。
◇間食を控えめにしましょう。
間食をすると血糖値が高い状態が続き、インスリンを分泌するすい臓に負担がかかりやすくなります。
血糖値を上手にコントロールするには、間食は控えめにしましょう。
◇野菜、きのこ、海藻を先に食べましょう。
食物せんいを多く含む野菜、きのこ、海藻を先に食べると、血糖値の上がり方がゆるやかになります。
◇腹八分目を心がけましょう。
慢性的な食べすぎは、糖尿病につながりやすくなります。
お腹いっぱいまで食べないように気を付けてください。
◇ゆっくり食べるようにしましょう。
早食いは食べすぎの原因になります。また、急激な血糖値の上昇をまねき、すい臓に負担をかけます。よく噛むことを意識して、ゆっくり食べるようにしましょう。
なお、体調に不安がある時は早めに受診し、医師に相談することをおすすめします。
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