昨年、区内の中学校2年生が被爆地である広島を訪れる「平和の旅」に参加しました。
今号では、子どもたちが戦争に対して何を感じ、何を思うのか、その様子を紹介します。みなさんも、改めて平和について考えてみませんか。
☆昨年の参加者の報告会などを含めた催しも開催。詳しくは、裏表紙をご覧ください
■2023.11.19 事前学習会
どうしたら平和になるのか?戦争は無くなるのか?お互いに意見を出し合いながら、みんなで平和について考えました
平和を祈りながら鶴を折りました
■2023.12.2 旅1日目:呉市
戦争に関する映画の舞台にもなった堺橋。景色を眺めながら、今日一日を思い返します
■2023.12.3 旅2日目:広島市
平和記念公園で原爆の子の像へ千羽鶴を捧げ、慰霊碑に献花を行いました
広島平和記念資料館には、目を背けたくなるような悲惨な写真や映像も。しかし子どもたちは、しっかりと展示物を見つめ、学びました
■2023.12.26 事後学習会
2日間の旅を振り返り、平和のために自分たちには何ができるのか考え、それぞれの平和への思いを「平和メッセージ」にしました。今号の表紙をご覧ください
■今年の「平和の旅」の参加者を募集します
対象:区内在住・在学の中学校2年生
日程:12月21日(土)・22日(日)
申込:電子申請か、学校で配布する応募用紙(区HPからもダウンロード可)を郵送で、平和・人権・男女共同参画係へ。選考で10人。
9月13日午後5時必着(電子申請の場合は9月16日まで)
☆参加費無料
詳しくは区HPへ
■「平和の旅」身近な人たちを大切にしたい
戦争は、想像以上に悲惨で残酷なものでした。大和ミュージアムでは、日本の造船技術の高さを知り、特攻隊について深く学ぶことができました。一番印象的だったことは、特攻隊員の方の実際の声を聞いたことです。大切な人たちとの別れは、どんなに無念だったか。それでも、選ばれたことを誇りに思わなければならない、つらい時代だっただろうと思いをはせました。広島の歴史に触れ、二度と争いを起こしてはいけないと感じました。まずは、家族や友達、身近な人たちを大切にしていきたいです。
■参加者の声~戦争の記憶を語り継ぎたい
原爆は一瞬で全てを消し去るものという印象がありました。しかし、原爆の影響は一瞬では終わらず、被爆後も人々を苦しませていました。原爆の悲惨さを学んだ後に訪れた、平和記念公園では、ガイドさんの言葉がとても心に残りました。ガイドさんのように、相手の心に何かを残すのは難しいことだと思いますが、今は、色々なことを学び、上手く伝えられるようになりたいです。皆が平和について理解し、考えることで世界が平和になっていくのではないでしょうか。
問合せ:平和・人権・男女共同参画係/7階
【電話】3228-8229【FAX】3228-5476
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