■歯とお口の健康づくりが認知症予防に役立つ!
国内の認知症高齢者の数は、令和7年には約700万人と、65歳以上の5人に1人になることが見込まれています。歯が多く残っている人や入れ歯でかみ合わせが回復している人は認知症になりにくいなど、歯周病とアルツハイマー型認知症が関連する報告もあります。
また近年、歯周病菌を投与したマウスは、アルツハイマー型認知症を引き起こすたんぱく質「アミロイドβ」が10倍に増えることも発表されました。認知症の7割を占めるアルツハイマー型認知症は、歯周病の予防や治療で、発症や進行を遅らせることが期待されています。
◇痛くなってからでは遅い!
歯周病は、磨き残した歯垢(細菌の塊)が原因で、予防には歯ブラシやフロスによる毎日のお手入れが重要です。磨き残しが歯周ポケットにこびりついて歯石になってしまうと自分では取り除くことができません。歯周病はほとんど自覚症状がないまま進行します。痛みや出血がなくても、かかりつけの歯科医を持ち、定期的に歯科健診やクリーニングを受けて予防しましょう。
19歳以上の区内在住者の方には無料で歯科健診が受けられる受診券を6月上旬に送付しています。お口の健康状態の確認にぜひご利用ください。歯科健診の詳細は、健康推進課健康推進係(【電話】03-5211-8171)へ。
問合せ:保健サービス課保健サービス係
【電話】03-5211-8178
<この記事についてアンケートにご協力ください。>